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スポーツ・格闘技界では菜食で体作りする選手が増えている。菜食のパワーとは?その①1/1

きちんとポイントを押さえた菜食は、病気に対する抵抗力を高め、運動時の持久力もアップさせてくれます。 そんな菜食のメリットや注意点についてお伝えします。

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9人の運動家を対象に行われた肉食・半菜食・菜食の実験。その驚きの結果とは?

1960年、パー・オルフ・アストランド博士がスカンジナビア半島で行った、興味深い実験があります。

本格的な訓練を積んだ9人の運動家に対し、それぞれ三日間ずつ、肉食・半菜食(肉は食べないが卵、乳製品は食べる)・純菜食の食事をとらせ、各三日間の最後に精一杯のスピードで自転車を漕いで、持続時間を測定するという実験を行いました。

結果は歴然。

肉食の時の記録に比べて、半菜食は1.9倍、純菜食の時の記録は何と2.78倍もの持久力を発揮したのです。

それでも、スポーツ界には「筋肉を作るには動物性のタンパク質が不可欠」という認識が根強くありましたが、近年は変化しているもよう。
野球のダルビッシュ選手、総合格闘技フェザー級のチャンピオン、ジョージ・カラカニヤン等、スポーツ・格闘界では菜食で体作りをする選手が増えているのです。

ただし。ありがちな失敗例も

これは、「菜食は悪い」という人がいる由縁にもなっているのですが、こうした症状が出ている場合はメニューを見直した方がいいです。

  • 体が冷えがち
  • 免疫力が落ちている。風邪などにかかりやすい
  • 顔色が悪い
  • 貧血気味
  • お通じが悪い
  • 生理が来ない

菜食で押さえたいポイント

失敗例で紹介した症状がある人は、次の可能性が高いといえます。

  • ビタミンB12を充分に摂りきれていない
  • タンパク質・脂質を摂らなさすぎ
  • 生野菜ばかりで火を通した野菜を摂らない
  • 玄米100%のご飯を長期間続けている

ビタミンB12という栄養素は、熱に対しては安定していますが、水溶性であり、酸・アルカリで活性を失うため調理で7割が失われます。

そう考えると海苔(特に生海苔)は、菜食者にとって貴重な食品といえます。

同じ野菜でも、有機栽培のものにはビタミンB12が含まれるという報告もありますが、非常に微量です。

症状が強いと感じるときは、内科の病院で血液検査をし、必要量をはっきりさせましょう。
その上で、サプリメントやビタミンB12が強化されたシリアルで補うのがベストです。

特に妊娠中の人、妊娠したい人は、サプリで補ってでもしっかり摂らないと、お腹の赤ちゃんがビタミンB12欠乏症になってしまうので注意です。

written by 硝子の猫

次回の記事では、ビタミンB12が欠乏すると起こる症状や、ベストな菜食スタイルについてご紹介していきます。