ニュース

『タバコは痩せる』理論、本当? その①1/1

肺がん原因であり、健康を著しく害するものとして多くの人に認識されているタバコですが、一説に、『タバコを吸っている方が痩せられる』という話があります。これはダイエットをしたい人がタバコをやめない理由の一つとなっているようですが、その真偽を検証した結果があります。

Journal of Toxicologyに今回、掲載されたUrsula Winzer-Serhan博士らの研究は、「ニコチンの神経保護能力は、食欲抑制能力に一部結びつく可能性がある」ことを示しました。

これはいわいる、「タバコは痩せる」理論に結びつく結果です。


ニコチン摂取で、食べ物の摂取量が減少(マウス)


研究概要

  • チームは、体重減少におけるニコチンの効果を検証するため、マウスを使用した実験をおこなっています。
  • 実験では飲料水中のニコチンの濃度(低・中・高)に合わせて、マウスを3つの群に分けています。

結果、

低・中度のニコチンを与えられたグループでは、血中にニコチンの跡を見つけられず、食欲の変化も見られませんでした。

また、ニコチンに作用する脳の受容体の数も差がありませんでした。

一方、高用量のニコチンを摂取していたグループでは、食欲が減り、体重が減少しました。ニコチン関連の脳の受容体にも変化がありました。

研究は、「タバコは痩せる理論」を裏付ける結果となっています

ニコチンは結局、習慣性です。
高用量のニコチンの摂取は、確かに体重減少に繋がる可能性がありますが、その利益よりも、とくに思春期においては中毒性などの潜在的リスクが上回ります。
タバコは無数の健康被害に関係しています。

Winzer-Serhan博士

Winzer-Serhan博士は、タバコは奨励されていないことを、繰り返し強調していますが、体重減少に確かに関連していたとコメントしています。

彼女は今後、ニコチンの身体影響について、もっと明確な知見を得るために大規模な臨床試験をおこなう予定とのことです。

written by 執事

次回の記事でも引き続き、タバコは痩せる理論について掲載していきます。

出典