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思わず目が点の老化のからくり(その4)体内に潜む「ゴースト血管」!1/1

これまでに、人には減る血管と減らない血管があって、 動脈と静脈は減らない! 減るのは毛細血管である!! という事が分かりました。ならば、「毛細血管は、一体どうして減るのでしょうか?」

毛細血管はどうして減る?

毛細血管は、例えるなら実によく作られた「生活道路」です。

体内の隅々まで行き渡り、60兆個の細胞全てが、常時良質な栄養と新鮮な酸素を受け取れるように張り巡らされています。

また、帰りには、「老廃物と二酸化炭素を引き取り、直接静脈に入って回収できる」という素晴らしい機能をもっています。



ところが、元々細胞を都合良く並べただけの外壁で形成されている毛細血管は、お世辞にも、「万全の安全対策が施された優良道路」とは言えません。

正しく、土砂災害や水害を受けやすい林道や堤防と同じです。

外壁を構成する細胞組織が弱ると、急激に使い勝手が悪くなる事は容易に想像できるところですね。
しかし、加齢と共に、壁面の細胞組織は脆くなり、徐々に剥がれていきます。



  • これぞ正真正銘の、「体内で発生する自然災害である」と言えるでしょう。

結果、血管そのものが脆くなり、やがて使い物にならなくなって、最終的には消滅する運命を辿ります。そう、これこそが、「毛細血管が減る理由」なのです。

体内に潜むゴースト血管!!

そこに道はあっても、人や車が通れないという道が、日本中には無数に存在します。
同じように、私たちの体内にも、そこに血管はあっても、血液が通れないというところが多数あるのです。

ところが、血液というのは、実に真面目な配送会社ですから、危険な道でも迷わず通ります。

しかし、壁面のない血管を通れば、当然、血液は全て流れ出て、それ以上先には進めない訳です。

例え、まだところどころ壁面の残る血管でも、そこで一定量の血液が流出すると、必要最低限の栄養や酸素を目的地に届けられません。

  • これが、「栄養失調 & 酸欠で、細胞活性が損なわれる最大の理由」です。

このように、血流が阻まれている毛細血管を『ゴースト血管』と呼びます。

先のような理由により、このゴースト血管は、年齢を重ねるに連れ、着実に増えて行きます。

無論、人によって違いはありますが、アラサーに突入すると、10年で10%ずつ増えると思っておかれるといいでしょう。

  • これが所謂、「血管の老化」です。

そして、老化が頂点に達した血管は、跡形もなく消えて行くのです。


毛細血管はこうして減っている!

① 私たちの身体は、元々無駄なものはなるべく持たないようにする構造になっている。
使えなくなった血管を、いつまでも大事に置いておいたりしないため、「ゴースト血管が増加=毛細血管が減っている」ということになる。

② ゴースト血管が増えると、全身に、末端は正常でも、途中の橋が流されているような箇所が現れてくる。
先端の村に位置する細胞は自然と、「誰も来ない陸の孤島状態」に陥ってしまう。


つまり、「血液が通れない部分が多ければ、血液が通らない部分も増え、益々血流の滞る部位が増える」という訳です。

そうして、どんどんどんどん増えるのがゴースト血管!

やはり最大の要因は、加齢です。

早い人なら、20歳代半ばから現れ始め、40歳代に突入する頃には、徐々に消滅する血管が出てきます。
正しく、「肌老化や頭髪老化の始まる頃から、血管の老化が始まる」という訳です。

しかし、血管減少は、必ずしも加齢だけが原因ではありません。

次のような理由でも減少しています。


血管が減少する理由その① 
毛細血管の細胞壁は、活性酸素の攻撃を受けると炎症を起こしやすい。
肉体疲労や精神的なストレスが溜ると、たちまちゴースト血管は急増する。

血管が減少する理由その②
血糖値やコレステロールの上昇が、血管壁を破壊するケースもある。
加えてもう一つ、栄養の偏りや過度のダイエットなどにより、新陳代謝が悪くなると、内部に老廃物が蓄積し、炎症を引き起こした挙げ句、壊死してしまう可能性も低くはない。


こうなると、もはやゴースト血管の段階を飛び越え、一気に消滅となるのですから、数年の間に激減しても不思議ではありません。

また、若くして、肌老化や薄毛に悩む人が多いのも納得できるところでしょう。

written by M.YAMAMOTO

このように、毛細血管が減ると、どのようなことが起こってくるのか?
次回は、この辺りを見てみたいと思います。お楽しみに・・・!!