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思わず目が点の老化のからくり(その5) 毛細血管減少のシグナルは?1/1

これまでに、「老化現象の最大の要因は毛細血管の減少」であり、「何故、毛細血管が減るのか?」ということをご紹介してきました。 第5回目となる今回は、毛細血管減少のシグナルについて掲載していきます。

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抜け毛は実感出来ても…


髪の毛が減るのは実感出来ても、毛細血管が減るのは実感できない! 

こう思う方が圧倒的多数だろうと思われます。
そのため、ますますゴースト血管が増え、やがて、どんどん血管が減っていくのです。

けれど、実は何を隠そう、

抜け毛を実感していれば、毛細血管の激減も実感できるはず!

なのです。

というのも、「抜け毛は血管減少の大きなシグナル」だからです。

日本人の髪の毛の平均本数は、約10万本だと言われています。
ただし、毛穴の数は、その半分から3分の2程度!

 つまり…

「1つの毛穴に1本の頭髪」というのではなく、「1本しか生えないところもあれば、2本・3本・4本と、複数生えるところもある」訳です。

ちなみに、毛穴の数は胎児の頃に決まり、以後、生まれてから死ぬまで増減することはありません。
そのため、複数の毛が生えていた毛穴が細胞活性できなくなると、一気に薄毛になります。

では、どんな時に毛穴が細胞活性できなくなるのか?

ズバリ、「毛細血管からの、栄養と酸素の補給が止まったとき」です。

もしも、抜け毛が実感できれば…

私たちの頭皮には、毛細血管がループ状の網目状に張り巡らされています。抜け毛が増えるメカニズムは次のような感じです。


頭皮に埋め込まれた毛穴の底にある「毛乳頭」は、毛細血管から必要な栄養と酸素を吸収し、毛母細胞を分裂させ、髪を生やしている。

ところが、頭皮にゴースト血管が増えると…

栄養失調&酸素不足に見舞われる毛穴が増え、細く、見るからにひ弱な髪の毛しか生成できなくなる。


ひ弱な髪の毛は、すぐに抜け落ちる運命にあります。

その後はもう生えることすら困難になり、結果、「薄毛になる」という訳です。

仮に、1平方センチに存在する毛穴への血流を担う「毛細血管」が全滅してしまった場合…

約150本の毛が抜け落ち、生えてこなくなります!

因みに、日本人の平均的な頭皮面積は700平方センチです。

以前お話ししたように、「10年で1割ずつ毛細血管が減少していく」と仮定すれば、70平方センチずつダメージを受ける計算となり、1万本以上の髪の毛がなくなることになります。

それが40年続けば4万本以上と、半分近くも抜けてしまうのですから、誰が見ても薄毛になるのは当然だと言えるでしょう。

そして、それを「毛細血管減少のシグナルである」と認めない訳にはいきません。


シミ・シワ・たるみ・吹き出物を見たら…


「お肌の間借り角は25歳」と言われ、これ以降、肌老化が始まると言われていますが、毛細血管のゴースト化も、この頃から始まります。

というより…

血管の老化が始まるからこそ、肌老化や頭髪老化が始まる

のです。

実は、頭髪と並んで最も早くはっきりとシグナルを出してくれるのが「肌」です。

シミにシワ、たるみに吹き出物に目の下のクマ!

これらは、健康な細胞で形成された肌であれば、そう容易にできるものではありません。

たとえ出来たとしても、ほどなくして消滅します。
何故なら、1ヶ月後には、その傷んだ肌は綺麗に張り替えられるからです。

これは、思春期のニキビを見ても分かりますね。

ところが、

毛細血管が欠乏している場合、十分な酸素と栄養が運ばれないため、細胞活性ができず、いつまでも張り替え作業ができません。

もし、ゴースト血管から必要最低限の材料をかろうじて調達し、生成できたとしても、それは劣悪な皮膚ですから、改善されるどころか、ますます傷口を深めることに繋がってしまいます。

これが、中高年の顔に現れるシミ、シワ、たるみですね。
抜け毛も肌老化も、実に深刻な問題でしょう。

けれど、毛細血管の減少がもたらす身体への悪影響は、こんな生やさしいものではありません。
故に、こうした美容面でのシグナルが出たときに、直ちに認識し、対策を練る必要があるのです。

written by M.YAMAMOTO

次回は、更なる恐ろしい毛細血管減少の実態をご紹介しましょう。覚悟してお待ち下さい。

【第一回目】