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キャノーラ油には本当に悪影響しかないのか。ダイエットには効果的。その①1/1

何かと悪影響が叫ばれているキャノーラ油ですが、本当に悪影響しかないのでしょうか?カナダ大学の研究者らが最近、面白い成果を発表していたのでご紹介したいと思います。

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キャノーラ油は本当に、胃の脂肪を減らす助けとなってくれるのか?


キャノーラ油でよく言われているのが、お腹辺りの脂肪を減らすことができるというダイエット効果です。

長期的な油の摂取は、ヒトの腸内細菌を変化させることで、健康や肥満状態に影響を与える、と考えられていますが、油のもっとも良い配合率に関しては 長い間議論が続けられています。

今回、カナダ・マニトバ大学の研究チームは、「5つの油を使用した脂肪への減少効果について」検証をおこないました。


【検証概要】

・ボランティア25名に5つの異なるブレンド油(※1)を摂取してもらい30日後、便を資料として集め、調査しています。

5つの異なるブレンド油(※1)

  • ① 従来のキャノーラ油
  • ② DHAを豊富に含むこうオレイン酸キャノーラ油
  • ③ 高オレイン酸キャノーラ油
  • ④ トウモロコシ油とのブレンド(25:75)
  • ⑤ 亜麻油とのブレンド(60:40)

DNAを抽出し、16S rRNA遺伝子の塩基配列を解読する「パイロシーケンシング」を用いて分析した結果、全体的な細菌の分布は 被験者のBMI指数と関連していたことが発表されています。

① 従来のキャノーラ油または、
③ 高オレイン酸キャノーラ油において、

「0.11キロまたは、 1/4ポンドお腹の脂肪が減っていた」という結果です。

ペンシルベニア州立大学の名誉教授である Kris-Etherton氏は、

失われていたお腹の脂肪はカラダの他の部分に再配分されていなかった。
モノ不飽和脂肪酸はとくに、腹部の脂肪をターゲットにしているようだ。

と、コメントし、

ただし、カラダの特定部位をターゲットにしてダイエット効果をもたらすことはできません。

と、続けました。

Interactions between Obesity Status and Dietary Intake of Monounsaturated and Polyunsaturated Oils on Human Gut Microbiome Profiles in the Canola O… – PubMed – NCBI

キャノーラ油で失われた脂肪分は、心臓などの他の臓器に付着している…

なんて内容の記事を見たことがありますが、今回の研究で「他の部位への付着はなかった」ことが確認されています。

むしろ、他の臓器に脂肪が移動するなんてことがあるのでしょうか?よく分かりかねますが。
ひとまず、キャノーラ油にダイエット効果は少し期待できるようです。

この他、最近では韓国から、「水性人参エキスに残留する農薬の除去にキャノーラ油が優れていた」ことも発表されています。

Canola oil is an excellent vehicle for eliminating pesticide residues in aqueous ginseng extract. – PubMed – NCBI

written by 執事

次回の記事では引き続き、「キャノーラ油がダメだと言われる主原因について」掲載していきます。