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変形性関節症の手術が不要になるかもしれないプロテイン注射1/1

男性よりも、女性に多い変形性ひざ関節症などの変形性関節症の手術が将来的に不要になるかもしれません。

 変形性関節症とは膝や肘など手足の関節に痛みや腫れといった症状があり、それにより関節が変形してしまう可能性がある疾患です。65歳以上に発症者が多いです。

治療により痛みがやわらぐことはあっても、完治するのは難しいとされていました。

ところが、変形性関節症の患者自身の血液から採取したプロテイン(タンパク質)を一度注射するだけで、手術が不要になるかもしれない可能性がでてきました。

しかもその方法はそう難しいものではなく、本人から採取した血液を20分ほど遠心分離機にかけ、一部を患者の膝に注射するだけといういうシンプルなものです。

 進行性でもあるこの疾患は軟骨に影響を及ぼし、痛み、筋肉の硬化、炎症などを引き起こします。
オランダで発表された臨床研究によると、このプロテイン注射をすることで半年後には85%もの患者の痛みが消失、あるいは軽減されたとのことでした。

ちなみにこの治療法はNStride Autologous protein injectionと呼ばれています。

 さらにイタリア、オーストリア、ベルギー、ノルウェイのチームからの研究報告においても、この治療法は概ね良好との手応えがあったそうです。

イギリスのノースウッドにある病院では、関節炎の患者に対して、同じく自身の血液 55mlを分離器にかけ血漿を多く含んだ血小板から生成されたプロテイン 3mlを膝の関節部分の直接注射する治療が 2016年5月から始まりました。

 この治療法を受けた 5人の患者の症状は安定しているそうですが、今後 3年ほどは経過観察が必要とされるとのことです。治療費は£ 1,800(約24万円)ほどかかっています。

 この治療法は、変形性関節症や関節炎の患者の生活を大きく変えることができるのでしょうか?

written by Akiko

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