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髪の脱毛を、あきらめない抗がん剤治療1/1

がんに対しては様々な治療法がありますが、2015年現在で最もポピュラーな治療法は”抗がん剤”ですが、副作用が多いがん治療の代表格でもありますよね。がん治療における抗がん剤の副作用として、脱毛があります。でも、抜けない方法もあるんです。

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目立つからこそ、気になる脱毛

抗がん剤を使用すると、多かれ少なかれ、発疹やかゆみ、白血球や赤血球の減少、吐き気や嘔吐、疲労感やだるさなどの諸症状に苦しむことになります。

ただ、これらは確かに苦しいですが、傍目にすぐわかってしまうものではありません。

抗がん剤には”脱毛”という、見た目に大きなハンディキャップを抱えるリスクがあることが有名です。脱毛は通常、抗がん剤の投与を開始してから 2〜3 週間で始まることが多いようです。

脱毛防止に”冷却キャップ”

オーストラリアのビクトリア州、メルボルンのカンブリーニ病院(Cabrini Hospital )ではこのほど、抗がん剤治療中の患者さんの髪の毛を守るための冷却キャップ(帽子)が 効果を示した、と発表されています。

ビクトリア州全土から冷却キャップを求めて、同病院に患者が詰めかけてるとのことです。

このキャップで頭皮を冷たく保つことにより、頭皮の血管を収縮させ、毛の産生に関与している「毛包細胞」に対して、抗がん剤が浸透するのを防ぐ効果があるのだそう。

医師のミシェル・ホワイト氏によると、最初はこのキャップを”怖い”と思う患者さんもいらっしゃるとのことですが、実はこの商品、化学療法による脱毛を防ぐための『ペンギンコールドキャップ(Penguin Cold Cap)』として商品化されており、実際にアメリカやイギリス、カナダなどではレンタルなどで運用されているようです。

Chemotherapy Caps for Chemo Patients | Penguin Cold Caps ペンギンコールドキャップの詳細先

疲労物質を流してくれる「アイシング」も

アイジングとは、いわば、スポーツ選手が負傷した部分におこなうようなことです。

アイジングの効果の一つとして、一時的・局所的に、細胞の新陳代謝レベルを低下させ、少ない酸素や栄養素で細胞が活動できる環境を作り出すことがあります。

アイジング後は通常通りの血流になるのですが、その際には血流が増大し、疲労物質を流してくれます。
何の根拠もありませんが、筆者などは冷えピタでも代用できるのでは?などと思ってしまいました。

いろいろ応用できそうです。

副作用の脱毛場所は頭皮だけではありません。眉毛やそのほかの体毛も含まれています。

そうした部位の脱毛にも冷却キャップが効くかどうかは分からないですが、冷却が一時的に血管を収縮させるということさえわかれば、様々な部分に応用できそうですし、カツラなどに頼らなくても、抗がん剤治療を続けられそうですね。

written by 坊ちゃん

(参照)

  • Scalp freezing lets cancer patients keep hair during chemotherapy-Heraldsun.com.au
  • 薬物療法(抗がん剤治療)のことを知る-国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
  • 抗がん剤の使用者数等-厚生労働省とめ