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12種類のガンを殺すことのできる「植物」が今、科学者の注目を浴び続けている。1/1

世界中で伝統的な医学の基礎となってきた「植物」はこれまで、我々をたくさん助けてくれました。そしてこれからも、新たな救済策を人類に提供し続けてくれます。

そして今、もっとも科学者の視線を集めているのは、メキシコや南米などを原産とする植物である「トゲバンレイシ(graviola)」です。

多くの新規化合物が近年発見されたことにより、一気に注目度が高まっています。

そのトゲバンレイシに関する報告で、今回なんと、12種類のガンを殺すことができるという研究結果が発表されています。まずはその内容を見ていきましょう。

研究は トゲバンレイシの抽出物から重要性の高い化合物を識別し、明確にするために始められました。
異なる溶剤を使用したファイトケミカルのスクリーニング(ふるい分け)と、TLC(薄層クロマトグラフィー)を用いて、それぞれの有効性を検証しています。

結果、トゲバンレイシに含まれるアセトゲニンが、MCF-7乳癌細胞株を用いた抗ガン活性試験において98%の細胞阻害率を見せました。

Polyketide natural products, acetogenins from Graviola (Annona muricata L), its biochemical, cytotoxic activity and various analyses through Comput… – PubMed – NCBI

その他のガン種においても、有効性が示されている

先の研究成果では乳ガンのみですが、過去におこなわれた他の研究でも、大腸、子宮頸ガン、前立腺ガン、肺ガン、卵巣ガン、乳ガン、肝臓ガン、膵臓ガンなどの12種のガンに対する効果も見出されており、中でも膵臓ガン、子宮頸ガンにはとくに有望な結果を残しています。

アセトゲニンは腫瘍、またはガン細胞内で働く非常に優れた「酸素活性 阻害剤」であるため、通常の細胞には害を及ぼしません。

パデュー大学の研究者らは過去、アセトゲニンが抗がん剤に耐性のあるガン腫瘍に対して、非常に有効であると発表しています。

地元住民の間ではこれまで、関節炎〜肝臓の病気治療に トゲバンレイシの樹皮、葉、根、果実、種子や花を使用してきたとのことです。

これらトゲバンレイシの効力の秘密は、アセトゲニンの存在と、ガン細胞の細胞膜の形成に関わる酸化還元酵素「NADHオキシダーゼ」を阻害し、ガンの増殖を停止することのできる物質の存在だと言えるでしょう。

ちなみにトゲバンレイシにはその他、フリーデリン、アノナイン、ケルセチン、キシロピン、アノムリン、ケンフェロール、アシミロビンなどの植物化学物質が含まれています。

written by 執事