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ガン、と診断された時のために覚えておくと得をする3種類の胎児性腫瘍マーカー(第二回目)1/1

「お腹の中の赤ちゃんに認められる細胞」と、「ガンが発症している時に認められる細胞」この二つの状況下には、いくつか類似している点があります。それが医学的に、「胎児性腫瘍マーカー」と呼ばれているものです。

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がんと診断された時のために、覚えておくと得をする3種類の胎児性腫瘍マーカー

第一回目となった 前回では、① ガン胎児抗原について掲載しました。

覚えておくと得をする3種類の胎児性腫瘍マーカー

  • ①ガン胎児抗原
  • ②アルファフェトプロティン
  • ③ガン胎児増殖因子

第2回目となる今回は ②アルファフェトプロティンについて掲載していきます。


胎児に認められる腫瘍マーカー3種類の特性について〜アルファフェトプロティン(AFP)〜


アルファフェトプロティン(AFP)

肝臓のガンで90%陽性が認められる物質ですが、これも高い値だったからと言って、必ずしもガンであるということではありません。健康であっても上昇が認められる場合もあります。


AFPの特徴


胎児の肝臓で産生されている物質である。出産後に減少し、1歳までにほぼ消失する。

肝癌や肝炎などで検査値が高い。胃癌・膵臓癌・糖尿病でも上昇することがある。わずかではあるが正常細胞にも認められる。

基準値(閾値)をもつ。

  • AFPの基準値…20 ng/mL以下

AFPが基準値を超えていた場合に疑われる主な病気

胃漬瘍、卵黄のう腫瘍、非転移性悪性腫瘍、妊娠、胆管・胃・肺・食道癌、転移性肝癌、睾丸・卵巣腫瘍、先天性胆道閉塞症、肝硬変、原発性肝癌、胎児性癌


AFPの注意点


AFPは、妊娠後期の妊婦さんでも高くなることが知られています。

その場合は出産すると下がってくるので、あまり気にしなくても大丈夫です。

ステージIVでもAFPの陽性率は 50%と、早期診断に有効ではないので、これもガン胎児抗原(CEA)と同じく、早とちりせず、参考程度に留めておいた方がよろしいでしょう。

【参考】
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腫瘍マーカーの見方

written by 執事
Special Thanks. 日本分子腫瘍マーカー研究会 工藤 憲雄

さて、次回は③ガン胎児増殖因子について掲載していきます。