ニュース

イレッサの悲劇再来か、免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」は肺ガン(悪性)を発症する 第三回目1/1

半額、そして新仕切り価格… 現在免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」を巡る話題がよく上がっている。オプジーボは現状、ガン患者の2~30%に効果が見られるとされる免疫療法の一種である。

immunology-1787743_640

従来のガンに対する攻撃力を高める免疫療法に対して、オプジーボはガン自体がもつ防御能力を無効化させるもの。

これと従来のガン治療を組みあせることで、更なる抗腫瘍効果が得られるのではないか?と期待は高まっているが、中には危篤な副作用も報告されている。


報告されているオプジーボの副作用

  • 間質性肺臓炎
  • 重症筋無力症
  • 重度の下痢
  • 1型糖尿病
  • 肝機能や甲状腺、神経副腎の障害 など

オプジーボの値段が下がることで、今後さらに利用者は増えるのでは…

と見られる中、
日本分子腫瘍マーカー研究会、工藤憲雄さんはオプジーボの利用に警笛を鳴らす。

オプジーボは肺ガンを発症する可能性が高い、と。


– メリパ

オプジーボで肺ガンが発症されるとお伺いしました。詳細をお聞かせください。

– 工藤さん

分子標的薬「イレッサ」の服用で、危篤な関節性肺炎を発症し、亡くなった近澤三津子さんをご存知ですか?

近澤三津子さんの場合、イレッサ投与でMKを発現して間質性肺炎を発症し、tMKが発現する以前に亡くなっています。

オプジーボ投与による肺ガンの発症メカニズムも、これと同じです。

【オプジーボによる肺ガンの発症メカニズム】

オブジーボ投与 → MK発現 → 間質性肺炎 → tMK発現 → 肺癌発症

イレッサが使用されてわずか2年足らずで、800人程度が死亡しているはずです。

初期の誤った分子標的薬の解説を信じたがために、イレッサの悲惨な事故が起こっています。

【初期の分子標的薬の解説】

『分子標的薬は、ガンのみが主に持っている分子を標的にしているので、副作用が発生しにくい』

主に、ガンだけに作用するはずだった分子標的薬「イレッサ」が、なぜ大量の死者を出すことに繋がったのか?真実はそこにあります。

分子標的薬の標的である受容体型チロシンキナーゼ(EGFRファミリー)は、正常細胞ももっています。

炎症をおこすのはMKです。

がん細胞といえども自分の組織細胞です。
そうしますと、その損傷部位を修復するために炎症が起こります。

  • ※ 炎症…自身の傷を治すために起こる免疫応答

MKはイレッサやオブジーボが侵襲損傷する部位に炎症を起こし、修復するために損傷 部位を線維化します。MKは線維化増殖因子でもあります。

MKの発現が増殖する過程においてⅠ塩基置換が惹起し、MKと異なる選択的スプライシングによって、tMKの発現につながります。

  • イレッサは肺癌剤ですので、肺に炎症を起こしています。
  • オブジーボも炎症細胞が肺に作用して、炎症を起こしています。

肺以外の臓器組織にも作用していますが、この2剤は肺が顕著なようです。

分子標的薬も免疫療法剤オブジーボも、標的と称する癌組織を侵襲・損傷いたします。


関節性肺炎は、美空ひばりさんの死因ともなっただけに、ご存知の方は多いだろう。

そしてイレッサ服用により、危篤な関節性肺炎を発症して亡くなった近澤三津子さんや、イレッサにまつわる訟訴事件も有名な話なので、知っている人も数多くいる。

犠牲になった娘さんの父から、工藤さんに何度も問合わせがあったそうだ。
最高裁で敗訴している(娘さんの父が損害賠償訴訟にこだわったため)。

その重い痛みを経験している工藤さんが警告を発している。

オプジーボはイレッサと同じメカニズムで、肺ガンを発症し得る。

これほどまでに説得力のある言葉もなかなかないだろう。
そしてそれは報告されている副作用を見ても想像にたやすい、この2剤はとくに肺に顕著である。

つまりこういうことだ。

分子標的薬の免疫療法「オプジーボ」によって、再び、あのイレッサの悲劇が繰り返される可能性が高い。

それもそのはず、あれだけ大量の死者を出したにも関わらず、「分子標的薬は副作用が少なく、安全なものである」と、未だに伝え続けられているのだから。

そして工藤さんはこうも続けた、

tMKが起こす9種類の転移ガンに限り、「オブジーボ」は効能が全く認められない。

転移を起こす標的分子(tMK)は何度も言いますと通り、MHCクラス1分子を発現しないのでキラーT細胞の攻撃を回避しているのです。


tMKはヒトの免疫からの攻撃を逃れることができるからこそ、お腹の中で赤ちゃんの形成を担えます。

次の9種類の転移ガンにおいて、tMKの発現が認められています。
が、非癌組織(良性ガンを含む)で検出されたことがありません。

【tMKが確認されている9種類の転移ガン】

食道癌・胃癌・大腸癌・膵癌・肝癌・肺癌・乳癌・腎癌・腎芽腫

たとえば胃癌の場合の平均 5年生存率(全国がんセンター協議会)では、Ⅰ期で 97.2%、Ⅱ期 65.7%、Ⅲ期 47.1%、Ⅳ期 7.2%と発表されています。

Ⅰ期であっても、5年生存率が100%になっていないのはなぜか?

Ⅰ期でありながら転移している場合にも、必ずtMKが検出されているからです。

消化管では上皮内細胞からもtMKを発現するスプライシングを確認している。
つまり、超早期といわれる「上皮内がん」でも転移が起こっているということです。

ちなみに、

tMKが起こす9種類の転移癌の標的分子は、現在あるすべての分子標的薬が標的としている「EGFRファミリー」ではありません。

工藤さんは 転移癌・分子標的薬が今後の本命だ、と言う。

tMKが起こす転移癌は、癌だけに発現して正常細胞には全く発現しません。

よって、tMKの阻害剤がもし製剤化されたなら、初の「転移癌だけに作用する分子標的薬」になります。
つまり、副作用皆無で転移ガンを狙える分子標的薬が誕生する可能性をも秘めています。

これが創薬化されない限り、世界のガン患者さんは救われないでしょう。

ただ、tMKを標的にした分子標的薬が仮に製剤化されたとしたら、現在の分子標的薬は壊滅的な打撃を被ることが予想されます。

すさまじい妨害にあうでしょう。

いわいる「大人の事情」というやつです。もしかしたら実現は不可能かも知れません。

現状の免疫療法ではtMKをターゲットにできない。

目に見えるガンを取り除いたとしても、tMK自体をやらなければ転移が起こっている可能性は高く、残されたままなのだ。

ガンが転移をおこす絶対条件を単独でなし得てしまう、唯一の「ガン転移腫瘍マーカー」tMKの存在がこうして立証されていて、標的分子も判明している、が…

やはり、tMKについて充分に理解できている人がいないことが一番大きな原因だと考えられる。理由なんて、意外とシンプルなものなのだ。

written by 執事

その辺りについても、また次回掲載していきます。