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乳がんについて新たに判明した、いくつかの事実1/1

国立がん研究センターがん対策情報センターの統計(2013年度)によると、女性が罹患したがんのうち、13,000人が乳がんで死亡しているとのことです。ただし定期的な乳がん検診などにより、そのリスクは軽減しているとのこと(※1)

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「乳がん細胞は、腫瘍がまだ特定されないかなり早期の段階で、他の臓器に転移している」という事実が最近発表されています。

Breast cancer cells spread to other parts of the body long before a tumour’s detected | Daily Mail Online
Breast cancer cells start spreading to other parts of the body long before a tumour is even detected …

それまでは、乳がんがかなり進行した段階で転移が認められるという認識が一般的でした。
ところが、まだ「ガンである」と診断される前にすでに、がん細胞は他の臓器に飛んでいる可能性があるのです。

通常、がんによる腫瘍ができた場合、それに対応して治療を進めていくのですが、がん細胞単体には効果がないことも同時判明しています。

世界中のがん患者の5%が、原発性腫瘍がどこにあるのか見つけることができません。そして何よりも重要なのは、転移したがんの治療は難しい面があるということです。

米ニューヨーク州マウントサイナイ医科大学の血液内科教授

 英キャンサー・リサーチ(Cancer Research UK)は「過去40年間で乳がん寛解患者は倍以上になりました。しかし初期段階のがん細胞の転移により、治療を困難とされる患者がいるのも事実です。」とコメントをしています。

 また社会的に孤立している女性は、普通の生活をしているよりも60%も乳がんになる可能性が高いことも判りました。

たとえ最初の治療が成功したとしても、孤立している女性の再発は40%も高いのです。
このデータは約9300人ものアメリカ人の乳がん患者を調べた結果となっています。

乳がんについての今後の研究の鍵は、腫瘍ができる前の段階のがん細胞についての解明が必要と言えそうです。

written by Akiko