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アルツハイマー症候群に「ドラッグが効く」のか?1/1

もし臨床実験で効果があることがわかったら、医薬品研究の歴史がひっくりかえるほどの影響があるかもしれません。 というのも、「ドラッグがアルツハイマーの治療に使われる可能性がある」からです。

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例えば現在、イギリスでは85万人ものアルツハイマー症候群患者がいると推定されており、2025年までには 100万人を超えるとも言われています。

米・オハイオ州クリーブランド・クリニックのモハメド教授が、まだ治験段階として発表したのが、ドラッグとして分類される「NTRX-07」という物質です。

NTRX-07を使用することによって、アルツハイマーの発症原因の一つ「アミノロイドβ」と呼ばれるたんぱく質蓄積を防ぎ、アルツハイマー症候群と深く関係がある脳の炎症を抑えられているのではないか?と言われています。

このドラッグの使用が 従来の薬による治療法と違うのは、「単に症状の進行を抑えるのではなく、原因そのものに効果があるかも知れない」という点です。

まだマウス実験の段階ですが、モハメド教授の研究チームは、NTRX-07が記憶機能の再生のみならず神経因性疼痛などにも効果があることを発見しました。

ドラッグの投与によって、本来は脳内の細胞などの修復を行ったり免疫防御の働きをする「ミクログニア細胞」のアシストをする役目を果たすということです。

これは主に、アミノロイドの塊を除去することで「記憶喪失」や「心身能力の向上」に効果があったとのことです。

更にそれだけではなく、神経組織の発達に関係するプロテインの増加や、アルツハイマー症候群の患者の脳を保護する働きもあることが判明したそうです。

 詳細は、米イリノイ州シカゴで開催されるアメリカ麻酔学会で報告されるとのこと。気になります。

written by Akiko

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