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エキサイティングなゲームは『軽度認知症』を予防する、最新知見1/1

認知症を予防できる効果が科学的に示されているのはこれまで、運動とマルチタスクのみでした。アメリカ合衆国ミネソタ州チェスター市に本部を置く総合病院であるメイヨークリニックが2017年1月30日、少し興味深い知見を公開しています。

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精神的に刺激的な活動に従事することは、人生の後半であったとしても、本格的な認知症の手前とされる「軽度認知障害」を予防する可能性がある、という発見です。

研究者らがミネソタ州オルムステッド群に在住する 1,929名の健康な協力者を追跡調査した結果が発表されています。


軽度の認知障害のリスクは、

コンピュータ使用で30%
工作活動で28%
社会活動で23%
ゲームで22%

減少したことを発見しました。


研究参加中、15ヶ月毎に神経認知の評価をおこなっています。

Yonas Geda精神科医(メイヨークリニック,アリゾナキャンパス)は

これらの活動を1週間に少なくとも1〜2回おこなっていた人は、同じ行動を1ヶ月に2〜3回もしない人たちに比べ、認知機能の低下率が減少していた

と、話します。

また、同研究グループのゲダ博士は本研究成果をこう分析しています。

私たちは以前までの横断的な研究で精神的な刺激と、軽度の認知障害の低下との関連性を見出していましたが、今回の成果が出るまで、それは予備的なものと考えられていました。

この利点は、軽度の認知障害およびアルツハイマー型痴呆の遺伝的危険因子である「アポリポたんぱく質E ε4キャリア」内でも見られた、とのことですが、
「アポリポたんぱく質E ε4キャリア」では、コンピュータ使用および、社会活動のみが軽度の認知障害リスク低下と関連していたとのこと。

認知機能低下の遺伝的リスクを有する人でさえ、いくつかの活動に従事することは有益でした。

研究の最初の著者であるJanina Krell-Roesch博士と、Dr. Geda Translational Neuroscienceのポスドク研究員は述べています。

精神的に刺激を得れるようなものであれば、認知症予防は期待できるようです。

Mayo Clinic News Network