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咳止め・鎮痛薬の「コデイン」はモルヒネなので過剰摂取は厳禁。子どもの死亡例も報告されている。1/1

国内でも市販されている「コデイン」は、咳や痛みを抑えるお薬ですが、モルヒネと同じなので過剰摂取しないように気をつけましょう。コデインを摂取した子どもの死亡例も報告されています。

子供の咳や痛みを治療するために使用されている「コデインは安全ではない」という内容の声明が、海外の小児科医から上がっています。

米国小児科学会(AAP)と その医師が、鎮痛や咳止めのために18歳未満の子どもにコデインを処方する、もしくは、薬局で咳止めシロップとしての販売をやめるよう、呼びかけています。

Codeine: Time To Say “No” | From the American Academy of Pediatrics | Pediatrics

警告されているコデインとは…

コデインは世界保健機関の必須医薬品に定められている鎮痛・咳止めを目的としたお薬。
咳を抑えるためによく使用されているのが「リン酸コデイン」で、脳の咳中枢に作用し咳を鎮める。

 

モルヒネと同じような働きをするが、咳止めとして使用する際には依存症などの不具合が発生しないよう、薄い濃度で投与されている。

「他の麻薬と比較し、より安全である」と考えられていたので、コデインはここ数十年間にわたって広く使用されている。

肝臓がコデインをモルヒネに変換する

オハイオ州コロンバス全国小児病院のジョセフ・トビアス医師は、コデインが体内でどのように処理されるかが、死亡につながるリスクを上げると説きます。

トビアス医師の主張は要約するとこういうことです。

肝臓がコデインをモルヒネに変換しているが、その変換能力の差異を決定づける遺伝子は、アルコールの分解能力と同じように、人によって違う。
つまり、人によってほとんど生産できない場合もある。

何人かの子供たちがコデインを過剰服用した場合、呼吸を抑制してしまうかも知れない。最悪の場合、呼吸が止まるかも知れない。

コデインの使用に対する懸念が年々増しているアメリカですが、現在も、これまで通りコデインをドラッグストアで購入することができます。

米国小児科学会は、コデイン関連の死が過去にあったことを発表

米国小児科学会は、コデインが関連しているとされる子どもの死亡例が過去に3件あると言います。

発表された死亡例

  • 整形外科手術を経験した10歳の子ども
  • 扁桃腺を摘出した4歳の子ども
  • 咳を抑えるためにコデインを摂取した子ども

他、米国食品医薬品局(FDA)のデータでも 1969 〜 2012年の間、コデインに関連のある死亡例が複数あることが示されています。

コデインが呼吸停止を引き起こした死亡例は、わずかではありますが、確かに確認されているようです。
Robert Glatter医師(緊急内科医)は、予測不能のケースがあるので、まだ使用されるべきではないとコメントしています。

市販されているコデインは、処方されるものよりも低濃度なので、過剰摂取しなければ大丈夫かと思いますが、気になる方は他の鎮痛薬(タイレノール,イブプロフェン)を使用しましょう。

written by 執事

出典