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【健康に気を使っている人の勝利】歯周病リスクは、職種で異なっていることが明らかに1/1

世の中には2種類の人間しかいません。健康を意識している人か、意識していない人です。 この度、岡山大学病院 予防歯科の入江浩一郎講師、愛知学院大学、三重大学の共同研究グループの調査の結果、男性における歯周病リスクは職種によって異なっていることが分かりました。

【調査概要】

歯科検診の受診者 3,390人(男性 2,848,女性 542)を対象に、5年間の追跡調査をおこない、歯周病リスクを比較・検討しました。

結果、男性では専門・技術職と比較して、

生産・労務(肉体労働系)職では 2.52倍、
販売職は 2.39倍、
運輸・通信職は 2.74倍

歯周病の発症リスクをもっていることが分かりました。

これらの職種は、長時間労働や、十分な睡眠や休息がとれない傾向にあります。
職業に由来する精神的なストレスが高いことも報告されています。

こうした職業ストレスは、歯の健康に悪影響を及ぼしますし、なかなか歯医者に行く時間も取れない傾向になりがちです。

すなわち、「職業間における歯科保健行動の違い」が、職業間の歯周病リスクに差が生じた原因になったと推測されます。

ただし、女性においては職業と歯周病リスクとの間に有意な関連が見られていません。

これは、女性は男性に比べて健康を意識する傾向にあるためだと思われます。

本結果を受けて、研究者は次のようにコメントしています。

生産工程・労務従事者や、販売従事者、運輸・通信従事者は、他の職種と比較して歯周病の発症リスクが高いことが示されました。

職域における歯科検診は任意です。
しかし、今後の成人期における歯科保健では、職業によっては、定期的な歯科検診と歯科保健指導の実施が強く推奨されるべきと考えます。


written by 執事