健康的な舌は、色がつやのあるピンク色で、表面は白い舌苔に薄くにおおわれています。
また、舌の各部分は、臓腑(ぞうふ)と結びついているので、変調があると対応する舌の部位に変化が現れます。
舌の先が、心・肺、舌の真ん中が脾(ひ)、いわゆる胃の部分です。
舌の周囲が、肝(胆)。舌の奥が、腎の部位となります。
舌の色の異常でわかること
・健康的な舌の色よりも赤身が弱い、淡い時(気・血の不足)
・健康的な舌の色よりも赤身が強い時(熱がこもっている)
暗い紫色になって斑点ができる 血の停滞
舌の形の異常でわかること
- 腫れて歯のあとがつく(水の代謝が悪い、体力が低下している)
- 舌表面に亀裂が入っている、また舌苔が薄く舌もやせている(気・血・水の不足)
- 舌苔にとげ状の隆起(当てはまる箇所の臓腑部分に熱がある)
静脈が青紫色に太く浮き出る 血の停滞
舌苔の異常でわかること
- 舌が見えないほど舌苔が厚い(症状が重いほど厚い状態)
- 舌苔の一部が剥がれててかる(胃の気虚や水の不足)
- 舌苔に水分が多すぎる(水の停滞)
- 舌が黄色い(熱証で症状が重いほど濃い)
口臭のケアで舌苔をブラシなどではがしたりしますが、少し調子が悪い時は、一旦舌苔は剥がさず、まずは鏡に向かってあっかんべ~と。それからちゃんと磨きましょう。
written by Rikako