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用意して頂くのは、鏡と舌だけ!漢方学で見る望診1/1

望診(ぼうしん)とは、漢方医学で医師が五感を集約して診断を下す、四診(ししん)の一つに当てはまります。外見を観察する望診の中で、舌は内臓を映し出す鏡とも言われていて、観察するだけで患者さんの病気の原因や進行度、気・血・水の状態を知る手掛かりです。 ちょっと調子が芳しくない時、自分の舌を見てみませんか。

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健康的な舌は、色がつやのあるピンク色で、表面は白い舌苔に薄くにおおわれています。

また、舌の各部分は、臓腑(ぞうふ)と結びついているので、変調があると対応する舌の部位に変化が現れます。

舌の先が、心・肺、舌の真ん中が脾(ひ)、いわゆる胃の部分です。
舌の周囲が、肝(胆)。舌の奥が、腎の部位となります。

舌の色の異常でわかること

・健康的な舌の色よりも赤身が弱い、淡い時(気・血の不足)
・健康的な舌の色よりも赤身が強い時(熱がこもっている)

暗い紫色になって斑点ができる 血の停滞

舌の形の異常でわかること

  • 腫れて歯のあとがつく(水の代謝が悪い、体力が低下している)
  • 舌表面に亀裂が入っている、また舌苔が薄く舌もやせている(気・血・水の不足)
  • 舌苔にとげ状の隆起(当てはまる箇所の臓腑部分に熱がある)

静脈が青紫色に太く浮き出る  血の停滞

舌苔の異常でわかること

  • 舌が見えないほど舌苔が厚い(症状が重いほど厚い状態)
  • 舌苔の一部が剥がれててかる(胃の気虚や水の不足)
  • 舌苔に水分が多すぎる(水の停滞)
  • 舌が黄色い(熱証で症状が重いほど濃い)

口臭のケアで舌苔をブラシなどではがしたりしますが、少し調子が悪い時は、一旦舌苔は剥がさず、まずは鏡に向かってあっかんべ~と。それからちゃんと磨きましょう。

written by Rikako