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昼寝が大好きな人は、将来2型糖尿病になるリスクが高い1/1

昼寝の大好きな人、もしかしたら将来2型糖尿病になるかも知れません。日本国内で検証され、発表された昼寝と糖尿病リスクとの関連研究ですが、英国の科学者らの間で物議を醸し出しているようです。

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1時間以上の昼寝が、2型糖尿病の初期サインかも知れない

30万人以上の関与観察研究を分析した結果、60分以上の昼寝と将来の2型糖尿病リスクの関係が説かれています。

東京大学で行われたこの大規模な研究は、ミュンヘンの欧州糖尿病学会の会議で提示されています。英国の専門家の間でも意見が色々と別れているようです。

研究結果

60分以上の昼寝をしている人は、簡易的な仮眠をとっている人に比べて、2型糖尿病リスクが45%も増加していました。

が、40分未満の睡眠は2型糖尿病リスクの上昇に関与していませんでした。

英国のある研究者は、長い昼寝が「夜間の睡眠障害の結果である」可能性を指摘しています。
こうした睡眠障害は、心臓発作や脳卒中、心血管障害および、2型糖尿病を含む代謝性の疾患リスクを高める可能性が高いです。

夜勤を含めた仕事や社会生活パターンによって引き起こされている夜の睡眠障害の影響は、どうしても昼間に出てきてしまいます。

ただし、観察研究は偏りが生じやすい

結果に同調する科学者らがいる中で、当然のようにこの結果に疑問を呈する科学者もいます。

その疑問点の一つが、観察研究は非常に偏りが生じやすいので、この結果は、その偏りが原因になった結果ではないか?ということです。

ベンジャミン・ケアンズ博士(オックスフォード大学,癌疫学)は、この調査結果は慎重に扱われるべきである、と述べました。

単独の観察研究に基づいて、原因と影響について結論を出すことはできない。
これは一次調査として扱い、他の研究からくる いくつかの情報と組み合わせるメタ分析に適用されるべきである。

一方、サッタル教授(グラスゴー大学,代謝医学)は本研究をこう分析します。

睡眠障害が糖尿病に関連する豊富な証拠が今、ここにある。
長い昼寝は、糖尿病の超早期警告のサインとなりうる可能性がある。

追加で必要なのは、どのくらいの時間であれば、一回の睡眠で健康的な違いが生じてくるのか?という検証です。

確かに、長時間に及ぶ昼寝は夜の睡眠障害に関連していると言えますし、本来、人が活動する時間帯である昼間を寝て過ごすということは、肥満になるリスクを上げる要因になるでしょう。

長い昼寝は糖尿病を含めた生活習慣病リスクを高める懸念がありますが、短い昼寝は、脳の覚醒と運動能力を高めることが多かったと述べる科学者は多いです。

written by 執事

出展