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「腸」から考える喘息の治し方1/1

喘息は呼吸困難(鼻、鼻腔、口、喉頭)や、肺につながる気道が狭くなる特徴を持つ疾患であり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一種です。 季節、環境、食品、またはアレルギーに関連しているので、家で行う対策がとくに大切になってきます。この記事では喘息の症状をもつ方が避けるべきもの、摂るべきものをご紹介していきます。

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喘息を悪化させる食品(栄養素)

喘息の方ができる限り摂取を避けたいのは、

「砂糖を加えた乳製品」「トランス脂肪酸や精製油」
「グルテン」「処理された炭水化物」

などです。


・加熱処理された硬化油脂(トランス脂肪酸)は、体内の老化を促進するフリーラジカルを強めてしまう。


・砂糖の多い加工食品はカンジダの増殖に寄与します。


・食物アレルギーと喘息は関係性があるので、アレルギー物質は避ける方が賢明。
食物アレルギーとして最も一般的なのは、低温殺菌の乳製品などに含まれているグルテンです。


・食品防腐剤や、着色料は喘息発作を誘発します。

MSG(化学調味料,グルタミン酸ナトリウム)、タートラジン(黄色の食用色素)、亜流酸塩(食品添加物)、二酸化硫黄(酸化防止剤,食品添加物)

これらはできるだけ避けてください。


喘息の症状を良くする食品(栄養素)

喘息の症状を改善させるために必要なのは主に、抗炎症・抗酸化作用のあるもの、腸の免疫力を高めるものや、食物繊維です。

食品(栄養素)は、

「ビタミンC・D・E」「カロテノイド」「葉酸」
「マグネシウム」「アブラナ科の野菜」「オメガ3」

などを意識していきましょう。


・カロテノイド、鮮やかな色をしている果物や野菜に含まれているこの栄養素は、喘息発作を減らすことができます。

過去、68,000人の女性を対象とした研究において、「トマトやニンジンなどの葉物野菜を食べている人は喘息になりにくい」という結果が得られています。


・葉酸はアレルギー反応や炎症を軽減することができます。
ビタミンC・Eは強力な抗酸化物質です。柑橘類やアブラナ科野菜、ナッツなどを食べていきましょう。


・マグネシウムの低レベルは喘息を発症するリスク増加に関与します。


・ブロッコリー、ブロッコリー・スプラウト、芽キャベツなどを食べると得ることのできるスルフォラファンは、強力な抗酸化力をもっています。呼吸器の潜在的な治療法になりうる存在です。


Top Home Remedies for Asthma, Asthma Symptoms & More – Dr. Axe

今注目なのは、シンバイオティクスという考え方

人の腸に生息している微生物群(腸内フローラ)は、健康に大きく関わっています。

今、小児期の病気治療(※1)に、シンバイオティクス(※2,プロバイオティクス×プレバイオティクス)という概念が注目を集めていて、これの効果検証がおこなわれています。

病気治療の対象(※1)
喘息、アトピー性疾患、胃腸疾患、糖尿病、栄養失調、気分/不安障害、および自閉症スペクトラム障害

シンバイオティクス(※2)
乳酸菌などの「プロバイオティクス」と、オリゴ糖などの「プレバイオティクス」を両方合わせて摂取すること

現在、シンバイオティクスの長期研究や、ガイドライン開発に動きが見られています。腸からの治療、いち早く実践していきましょう。

The Significance of the Enteric Microbiome on the Development of Childhood Disease: A Review of Prebiotic and Probiotic Therapies in Disorders of C… – PubMed – NCBI