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便秘を考えよう!(その3)便秘の種類1/1

便秘は大きく分けて2種類、「器質性便秘(きしつせいべんぴ)」と「機能性便秘(きのうせいべんぴ)」に分類されます。器質性便秘は以前出て来たように、何かしらの疾患の一貫だったりシグナルだったりするもので、明らかに病的便秘と言えます。急逝である事が主流ですが、慢性の便秘の中にも紛れ込んでいるので要注意です。やはり便秘でお悩みの方は一度、専門医を受診される方が安心でしょう。

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機能性便秘は病気ではないのか?


機能性便秘というのは、「大きな疾患に由来しない便秘の総称」で、食生活の乱れや運動不足などからくる便秘は、その典型的例です。

ならば、「機能性便秘は病気ではない?」と言えば、必ずしもそうとは言い切れません。

特に慢性になると、胃や小腸・大腸といった消化器官が元々弱い、あるいは弱ったことが考えられ、これもまた、一つの疾患であると捉えるべきだと言えます。

また、一過性便秘の場合でも、一時期消化器官が不具合をきたしていることはまぎれもない事実です。

やはり十二分に注意して様子を伺い、長く続くようであれば、器質性の可能性を疑って掛かることも大切です。

でも、便秘ごときで病院へ行くなんて、医師も迷惑なら、自分も面倒、なんて思われるかも知れません。

それに、機能性便秘は病気でないのなら、病院になんか行く必要などないとおっしゃる方も多いでしょう。

しかし、そもそも便秘は、腸の異常が原因で発症するものです。
機能性便秘については、大半が腸の機能低下が原因にはなりますが、それでも、病気と言えば病気なのです。

実際、病院で診察してもらったところで、機能性便秘の場合、大掛かりな治療には至りません。

とは言え、腸の動きが鈍っているなど、腸の体調不良であることは確かな訳ですから、専門医なら、笑って終わりというわけではないです。

それはそれで機能性便秘と診断し、それなりの適切な改善法を検討してくれます。


便秘のメカニズム


ならば、

便秘を引き起こしている腸は、どのような状態になっているのでしょうか?

とかく想像されがちなのが、

腸の蠕動運動が弱く、便を送り出せない

という光景です。

確かに、腸の動きが悪くて便秘を発生するケースは実に多く、特に高齢者になると、下腹部の筋肉が弱るため、最もポピュラーな老化現象の一つであると言えるでしょう。

しかし、腸の動きが活発過ぎてもまた、腸壁が痙攣を起こし、円滑に便の運搬ができません。
そのため、便秘が起るのです。

さらに、

肛門寸前まで便は送られているのにも拘わらず、脳がそのことを察知出来ず、お通じが支持されていない、という状況も珍しくない

というからビックリです。

便は出る気満々なのに、制御されてしまうのですから大変! 

結果、出口付近で出番を待つ便はどんどん溜まり、乾燥して強固になっていきます。

当然、便秘になるという流れです。子供に急増しているのはこのタイプ!


機能性便秘の種類


因みに、

  • 最もオーソドックスな腸の蠕動運動が弱くて発生する便秘を「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)」
  • 腸の動きが活発過ぎて起る便秘を「痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)」
  • 肛門寸前で待機した便を察知出来ない便秘を「直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)」

と呼び、それぞれに異なる原因と対処法があります。

ところが、

機能性便秘を抱える人の多くは、医療機関を受診せず、独自の判断による薬品の服用や民間療法で対処しようとされます。

勿論、それでも十分なことが圧倒的多数ではあるのですが、誤った薬や食事を取り入れてしまうと、益々事態は悪化する一方!! 

少なくとも、自らの便秘の種類をきちんと把握し、それに合った方法を取ることが絶対条件です。

中には、浣腸が効果を発揮するタイプもあれば、NGのタイプもあります。
また、漢方だから何でも全てフィットするとか、安心安全だとも限っていません。

written by M.YAMAMOTO

次回は、それぞれの機能性便秘の原因と改善法を見て行きましょう。