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便秘を考えよう!(その5)弛緩性便秘と痙攣性便秘の特徴1/1

便秘で悩む人には共通した特徴があると言います。それはやっぱり、日々の生活の乱れと、それを起因とする自律神経の乱れ! 特に自律神経については、腸の蠕動運動を司るものですから、過度なストレスや精神疾患で正常に作動しなくなると、即便秘に繋がる事が大いに考えられます。

しかし、機能性便秘の場合には、食事と自律神経以外にも、便秘の種類によって異なる原因が潜んでいます。

まずはそれを察知し、改善していくことが大切なのです。

ここでは、最もポピュラーな弛緩性便秘痙攣性便秘について、その特徴や改善法を掲載していきます。


弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)


便秘気味の方で、最近筋力が落ちてきたとか、おなかが張ることが多いとか、便意を感じないからトイレに行かないという方は、この弛緩性便秘の可能性大!

便を押し出す力が不足して起きる日本人に最も多い、オーソドックスな便秘です。

元々は筋力の弱い女性や高齢者が主になる便秘でしたが、今では運動不足の男性が増えてきたことで、それと同時に、弛緩性便秘持ちの男性も増えたとみられています。
これは若年層にも当てはまり、取り分け、デスクワークの時間が長く、体を動かす時間が中々作れない人は要注意です。

  • この便秘持ちになると、便やガスの臭いだけでなく、体臭や口臭も強くなります。また、おなかが張るのも大きな特徴!

何しろ、長時間体内に放置されている間にどんどん腐敗と乾燥が進んだ黒くて堅い便が出るのです。臭いのは当たり前!! 

さらに、腸内を古い便が支配していると、有毒なガスが発生しますが、糞詰まり状態では、それを出す事すら困難です。
結果、ガスと便でおなかが張り、その有毒ガスのお陰で、異様な体臭や口臭が発生するという訳です。

加えて、腸内に溜まった毒素が善玉菌を攻撃し、身体は悪玉菌の宝庫となります。

そのため、様々な健康危害や美容危害が発生します。極度の倦怠感や肌荒れはその代表格です。
また、ただですらも筋力が弱いのに、強硬な便を出すのは一苦労で、益々出にくい、出ないという状態に陥ります。

やはり主となる原因は、下腹部の筋力が低下しているために、大腸の蠕動運動を促し、便を肛門の方へ方へと押し出せないというある意味単純なもの! 

しかし、中には加齢とともに内臓が正常の位置からずれ、腸が緩んで発症する人も少なくありません。

そこで、とにかく運動し、下腹部の筋力を中心に鍛える事が最善の策となります。

また、根菜類や緑黄色野菜などの不溶性の食物繊維を積極的に摂ることで、腸を刺激するのも効果的です。


痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)


便秘の傾向は見られるものの、突然激しい便意を催すとか、下痢と便秘を繰り返すという方は、この痙攣性便秘の可能性大!

自律神経の乱れから腸の動きが活発になりすぎているために起る便秘で、現代社会においては、いつ、誰が見舞われても不思議ではないと見られています。

仕事のストレスは勿論、プライベイトでまでもストレスがあるというような方やリラックスするのが下手な方、緊張しやすい人などは要注意です。

この便秘持ちになると、必ず下痢持ちにもなります。
何しろ、大腸の蠕動運動が活発になりすぎているという事は、胃から小腸での消化吸収のスピードと、大腸の動きが釣り合わなくなってしまうのです。

そのため、まだ水分をたっぷり含んだ状態の便が出される事も多く、その場合は下痢を生じるという訳です。

また、大腸が活発に動いている時は、強烈な下腹部痛を感じたりもします。

しかし、その一方で、休止状態に入ると便秘となり、今度は強硬な便が詰まります。
そして、お通じがあって排便しても、残便感を感じる事が目立ちます。即ち、常に腸が一定のペースで動いていないという事を絵に描いたような状態になっているのです。

やはり主となる原因はストレスですので、なるべくリラックス出来る時間を作り、まずは十分な休息を取るのが最善の策となります。

また、腸内環境を整える乳酸菌の力を借りるのは非常に有効的で、発酵食品を沢山食べるようにしましょう。
他に、海草やこんにゃくなど、水溶性食物繊維を多く含む食品も有効的です。

ただし、腸を刺激する事のある根菜類や緑黄色野菜、あるいはキノコ類や豆類など、不溶性の食物繊維を多く含む食品は控えるのがポイントです。

written by M.YAMAMOTO