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年配の女性のタンパク質の摂りすぎは危険らしい1/1

多数の研究で、高タンパク、低脂質の食事は健康に良く、メタボリックシンドロームを予防し、ダイエットにも役立つと発表されています。しかし、年配の女性にとっては、健康に良くないどころか、悪い影響与えてしまうらしいのです。研究者によると、高タンパク、特に動物性のタンパク質の食事は心疾患を引き起こすリスクを高めてしまうらしいのです。

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タンパク質の過剰摂取で起こりうる心疾患=心不全。


心不全は心臓が十分な酸素を運んでいない血液を、他の器官に運べなくなった時に起こります。

CDC(the Centers for Disease Control and Prevention)によると、570万人の成人アメリカ人が心不全になっていて、2009年には、アメリカの9人に1人が心不全で亡くなっています。

脂肪やコレステロール、塩分の摂りすぎが心不全のリスクを高めることはよく知られていますが、ブラウン大学のDr.Mohamad Firas Barbourによると、タンパク質の摂りすぎも上記の3種と同様に危険らしいのです。

牛肉、豚肉、魚介類、豆類、ナッツ等、様々な食品に含まれるタンパク質は、健康的な骨や、筋肉、肌を作るために必要不可欠と言われています。
また、ある研究ではタンパク質中心の食事は食欲を満たすため、体重の減少にもつながり得る、と発表しています。

例えば、Cell Metabolismという雑誌で発表された2014年の研究によると、高タンパクの食事とがんや糖尿病へのリスクの関係が述べられています。

その研究では、動物性タンパク質は植物性タンパク質よりも健康に害を与える可能性が高いとされていて、前述した新しい研究でも同じことが発表されています。


女性のほうが危険?! 50-70歳の女性103,878人のデータを収集した結果


被験者には食事の特性に関するアンケートに答えてもらい、1993年から1998年までの特徴を125食品から選んでもらいました。
そこからタンパク質摂取量を割り出し、動物性タンパク質と植物性タンパク質の摂取量を調査したのです。

自己申告制のデータでは信ぴょう性に欠けるため、この調査ではバイオマーカー(生物指標化合物)による調査も並行して行いました。このバイオマーカーによる調査では、メタボ診断も可能です。

調査は2005年まで続けられ、そのうちなんと1,711人もの被験者が心不全に陥りました。

結果、トータルでタンパク質の摂取量が少ない女性に比べ、摂取量が多い女性が心不全になる確率がとても高いことが分かったのです。特に、肉の摂取が多い女性が最もリスクが高いことが判明しました。

食生活の改善によって、心疾患発症率は下げられます。
高タンパク低脂質のダイエットは確かに体重減少には効果的かもしれませんが、やはりバランスの良い食事は健康のために必要です。

効果と弊害、どちらも考慮してダイエット方法を選びましょう。

written by はなもと瑠唯。