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老眼…?は勘違い、“加齢黄斑変性”という症状1/1

“加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)”とは、ものを見る時に重要な働きをする黄斑という部位が加齢と共にダメージを受けて、変化することが原因。 見たい部分が歪んだり、暗くなったり、ぼやけたりして見えてしまうのです。

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よく似た病気との違い


老眼はレンズの役目をしている水晶体の弾力性、ピント調節力が低下して、近くのものが見えにくくなるのですが、誰にでも起こりうる目の老化で、病気ではありません。

緑内障は眼圧が高くなることによって視神経に障害がおこり、視野が狭くなるものです。

病気がかなり進行するまでは自覚症状がほとんどなく、緑内障になってしまうと、片目で見た際に視野の周辺や一部が欠けて見えます。

白内障は水晶体が白く濁ることで起こる症状。

水晶体が白く濁ると光が眼底にうまく届かないために視野全体がかすんだりぼやけたり見えてしまうのです。


加齢黄斑変性は「アムスラーチャート」を使ってチェックが出来ます


このチェックは、メガネやコンタクトをしたままでもOKです。

これで、ゆがみや中心が見えない、真ん中が欠けるという異常を判定。片目から進行する場合もあります。網膜中心部(黄斑)の異常を調べる図となっています。

アムスラーチャート

  • ゆがんでみえる → 変視症
    中心部にあるものが歪んで見える。ただ周辺のものは正しく見えます。
  • 中心部が見えにくい → 中心暗点
    中心に見えない部分があります。
  • ぼやけて見える → 視力低下
    視力が低下し、特に中心部がぼやけて読むことが困難になってきます。

予防に一番なのが“禁煙”


日本では50歳以上の約1.3%に加齢黄変が見られます。

日本では男性に多いです。これは高齢者における男性の喫煙率が高いことが影響、リスクを高める結果になっています。

よく言われている加齢黄変の予防方法は、太陽光を避けることです。

日光が強い日はサングラスをかけましょう。太陽光の中の青色光は、黄斑の老化に関係するとも言われています。

栄養素は、ビタミンC/E、そしてルテイン、亜鉛、ω(オメガ)―3 多価飽和脂肪酸などを摂っていくと予防になります。
抗酸化性分の欠乏は加齢黄斑変性のリスク因子です。肉中心ではなく、緑黄色野菜・魚介類も取りましょう。

加齢黄斑変性は医学的な失明ではありませんが、社会的な失明だと言われます。

視界の中心部が黒くなっていたり、歪んで見えたり、白くぼやけたりして、クリアな視界でいられないからです。

こうなると車にも乗れませんし、趣味も難しくなります。

今では治療方法も出てきてはいますが、治療を受けたからといって 100%元の状態に戻るとは思わない方がいいです。なる前に予防しましょう。


加齢黄斑変性には、“委縮型”“滲出型”があります。


委縮型 → 黄斑の組織が加齢と共に委縮することで起こり、進行も穏やかなため、急激な視力の低下はありません。

滲出型 → 網膜の下にある脈絡膜から網膜に向かって、新生血管という正常とは違う血管が生えるのですが、この血管はもろく破れやすいため出血や血液中の水分(浸出液)がもれやすくなります。

それが黄斑部の網膜の下に溜まり、視野の中心部の視界が悪くなります。

加齢によって誰でも発症する可能性のあるこの病気です。
不安に思う方はできるだけ早いうちに眼科で検診してもらってください。

written by Rikako

加齢黄変について