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腸内フローラの真実 その②1/1

前回、腸内フローラについて3つ掲載しました。第二回目となる今回は引き続き、腸内フローラの真実④、⑤を掲載していきます。

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その④ 母親の腸内細菌は母乳を通じて、赤ちゃんに転送される

母乳は潜在的なプロバイオティクスの源です。
母親の腸内細菌は 母乳を通じて赤ちゃんへと相続されることが分かっています。

新生児の腸内フローラの形成の元となり、免疫系の成熟に影響を与えるのです。

Vertical mother–neonate transfer of maternal gut bacteria via breastfeeding – Jost – 2013 – Environmental Microbiology – Wiley Online Library

つまり、現代の我々が持っている腸内フローラは、ご先祖様から受け継がれてきているものだ、ということです。

「日本人に水素水が必要ない」と言われる理由でもありますね。
欧米諸国と違って、米を主食にしてきた我々の腸内フローラはお米から水素を作って有効活用する術をすでに習得しているわけです。

欧米人の腸内フローラは逆に、体内で作った水素をあまり有効活用できていません。
メタンガス、つまりオナラで水素を排出してしまっています。

独自の食文化を持っている我々は、水素水をわざわざ体内に入れずとも、3食しっかりご飯さえ食べてさえいれば、体内で発生する活性酸素を除去する力にできます。

ご先祖様から受け継いだ家宝の一つですね。

ただ、この力は現代における食の欧米化で薄まってきています。

今は国内でも大腸ガンの発症率は上昇してしまっていますが、そもそも大腸ガンの発症率が高かったのは欧米の方でした。

我々の腸内フローラは今、確実にバランスを崩してきていると言えるでしょう。

その⑤ 腸内細菌はアトピーなどのアレルギー疾患に関連している。

コペンハーゲンの研究者より、腸内フローラとアレルギー疾患との関連性が説かれています。

ヒントは腸内フローラにおける細菌の多様性にありました。

医療記録と糞便サンプル(乳児411名分)を検討した結果、
腸内細菌叢に多様性をもっている子どもにおいて、アレルギー感作、アレルギー性鼻炎、および末梢血好酸球増多症のリスクが減少していたことが発表されています。

Reduced Diversity of the Intestinal Microbiota During Infancy Is Associated With Increased Risk of Allergic Disease at School Age | Microbiome, Mucosal Immunology, and Immunomodulation | Pediatrics

ただこの研究では、アレルギー疾患発症リスクを抑える働きをする細菌は残念ながら発見できていません。

written by 執事