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薬の飲み方をしろうシリーズ(6回目)コーヒーで喘息が治るの真相1/1

薬の飲み方をしろうシリーズ、前回にぜんそくの薬「テオフィリン製剤」のことを掲載してきました。 第6回目となる今回は、ぜんそくが治るという噂について掲載していきます。

前回の記事

コーヒーでぜんそくが治る!?という噂…

皆さんは、こんな噂話を聞いた事ありませんか?
実はこれ、満更でもなさそうです。

なんと、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、ぜんそくの薬「テオフィリン」のように 気管支を広げてくれる効果を持っているのです。

  • ただし、その効果は、たかが知れています。

発作が出た際、発作を容易に止められるほどの力か?と言うと、とても無理だ、というのが実際でしょう。

むしろ、コーヒーがぜんそくに効くという根拠は、カフェインの持つ交感神経刺激作用にあると捕らえるべきです。

《コーヒーや紅茶が、ぜんそくを抑えるのに効果的である理論》

リラックスを促す副交感神経が働くと、眠くなったり怠くなったりし、身体が休息を求めるようになる。

ぜんそくの発作は、休憩時間や就寝中に起る。つまり、リラックスした状態の時に多く発生する

コーヒーを頻繁に飲んで、交感神経を刺激させることは、ぜんそくの発作が出るのを抑える対策の一つであると言える

コーヒーは「予防」まで、発作が出たら抑えることは出来ません

  • ぜんそくの発作が出たら、やっぱり薬に頼るしかありません。

が、事前に多量のカフェインを摂取していた場合、カフェインがまだ血中に残っている状態でテオフィリンを服用すると一大事です!

テオフィリンだけでも気管支を拡張できるのに、さらに同じ作用を持つカフェインがサポートする形となります。

単独では例え何の役にもたたないようなものでも、補佐としてはかなりの力添えになるでしょう。

結果、「薬自体を多めに飲んだのと同じこと」となり、痙攣や意識障害などを引き起こす可能性が否めないわけです。

ぜんそくの人はむしろ、普段から頻繁にコーヒーや紅茶を控えめにしておいた方が、いざ!というときには安全なのです。

勿論、コーヒーやお茶で、テオフィリンを飲むなんていうのはもってのほか!

分かってはいても、休憩中などには、無意識のうちに手に取ってしまいそうな位置に、コーヒー・紅茶・緑茶・ほうじ茶・抹茶・コーラーなどなど…「カフェイン含有飲料」がある事は珍しくありません。

一国も早く楽になりたい一心で、薬と一緒に口に流し込んでしまいがちです。

それを避けるためには

ぜんそく持ちになると、吸引器と一緒に、このテオフィリン製剤も皆さん、常に持ち歩かれます。
これを飲むための水や麦茶も常備しておきましょう。(次回に続く)

written by M.YAMAMOTO