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大麻を、がん細胞に注入するとどうなるのか?研究の歴史を振り返る1/1

危険薬物として知られる大麻。もちろん日本国内では現在のところ、どのような用途であれ違法となります。しかしながら医療分野、特にがん細胞については、実験により効果が見られているという事実もあるようです。

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実際に、どのようなことが起きるのでしょうか?

 大麻が悪性の腫瘍を破壊する、という仮説に関する治験は42年ほど前にさかのぼります。

大麻の成分「THC」を投与したがん細胞の広がるスピードが遅くなるという事実が発表されました。肺がん、白血病、乳がんなどに効果があったとのことでした。
当時、この驚くべき結果は、ワシントン・ポストにも掲載されるほど衝撃的なことでした。

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またその1年後にアメリカ国立がん研究所の機関紙に掲載された記事によると、がん細胞の広がるスピードが遅くなるということが確認されています。

実験では、マウス肺がんモデル(ルイス肺がん由来細胞株に罹患しているマウス)に対し、大麻の主成分であるTHCとCBDを投与しました。

 ちなみに「THC」とは、テトラヒドロカンナビノール、「CBD」とはカンナビノールで、両方とも大麻の主成分で幻覚症状や向精神薬のような症状など精神的作用をもたらします。

Research Proving Cannabis Kills Cancer Cells Safely has been Suppressed Since 1974
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 また約18年ほど前には、スペインのマドリッドにある大学で、THCが脳腫瘍のがん細胞を殺すことが確認されました。
何よりも重要な、「がん細胞のみを攻撃する」という事実が発表されています。

ここ10年では、ハーバード大学の研究でも大麻の成分を注射することで肺がんの進行を遅らせることに成功しています。

これらの成果は主に臨床実験ではなく、マウスを使ったものが多いですが、実際に一定の結果が得られていることから、今後の医療大麻に関しての使用に一石を投じることになる研究かもしれません。

ちなみにこれが、大麻がガン細胞に攻撃を仕掛けている映像です。

WATCH as compound in Cannabis oil (THC) kills cancer cells while leaving healthy cells alone(0:35)

written by Akiko