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大麻について知っておくべきこと。テトラヒドロカンナビノールと、カンナビジオールの違いなど1/1

今、多くの医療用大麻の可能性が説かれています。 マリファナというとほとんどの人が化学製品である「テトラヒドロカンナビノール」を連想するとは思いますが、これが含まれていないものもあります。

それが、カンナビジオール(CBD)と呼ばれるものです。両者は似ているようで、その持っている成分が違います。

テトラヒドロカンナビノールと、カンナビジオールはどう違うのか?

一番大きな違いは、摂取するとハイな気分になるテトラヒドロカンナビノール(THC)という、いわいる「精神変容を引き起こす成分が含まれているかどうか」でしょう。

  • テトラヒドロカンナビノール(マリファナ,大麻,THC)
    THCが含まれている。精神変容作用がある。
  • カンナビジオール(産業用大麻,CBD)
    THCが含まれていない。精神変容作用がない。

【THCの主な効果】

・気分がハイになる。リラックスする。眠たくなる。思考や感覚の活性化。食欲増進。

THCが含まれているものは国内の法律で禁止されているので所持できませんが、CBDのみを含んでいる場合は、国内でも所持することができます。

これも薬のような形で使用される場合が多いですが、CBDオイルは薬ではなく、健康食品という扱いになっているので、直接的な表現で効果を宣伝することができません。

CBDオイルには含有率が低い「一般向け」と、20%以上の含有率がある「医療向け」の2種類があります。
主にリラックス効果を目的に使用されることが多いです。

数多くの病への効果が発表されているのはTHCの方ですが、最近ではCBDへの研究もおこなわれてきています。

それでは最後に、「CBDについて知っておくべき4つの事柄」をご紹介します。

CBDについて知っておくべき4つの事柄

① CBDには60以上の合成物が見つかっている。それはカンナビノイドと呼ばれる分子クラスに属している

これらの合成物は、CBDとTHCで集中的に見つかっているものです。

ちなみに、CBDのTHCレベルの差は生産工程で変化しています。
レクリエーションで育てられたマリファナのほとんどにより多くのTHCが含まれている一方で、工場で育てられているものの多くにTHCは含まれていません。

健康上の利点が明らかになるとともに、CBDの人気は増加傾向にあります。

② CBDとTHCの薬効は非常に似ている

CBDとTHCはそれぞれカラダの異なる部分に作用していますが、得られる利点は非常に似ています。

研究は、CBDの医薬的な利点を明らかにしています。

CBDの神経保護能力は いくつかの実験モデルにおいて、抗炎症、抗けいれん薬、抗酸化剤、制吐剤、抗不安および、抗精神病薬などに作用することが分かっています。

したがって、神経炎症、てんかん、酸化的損傷、嘔吐、吐き気、不安の治療のための潜在的な力になり得る存在です。

Cannabidiol for neurodegenerative disorders: important new clinical applications for this phytocannabinoid? – PubMed – NCBI

CBDはヒト乳癌細胞の増殖と浸潤を阻害する、という結果も得られています。

Pathways mediating the effects of cannabidiol on the reduction of breast cancer cell proliferation, invasion, and metastasis | SpringerLink

③ CBDはTHCのマイナスを低減できる

CBDには記憶障害や妄想など、いわいるTHCの中毒症状を減少させる効果が示されてきています。

④ CBDは、幾つかの地域においてまだ不法なものと認識されている

THCが含まれておらず、精神変容作用がないCBDでも、世界で幾つかの地域においてはまだ不法なものとなっています。

written by 執事