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「大麻は医療品である」保健当局が認めるが… イギリスの大麻事情 その❷1/1

大麻(カナビス)の医療効果の是否が世界的に問われています。当サイトでも以前に「医療用大麻の是非を問う事例が、世界的に増えてきている」という記事でご紹介しました。

イギリスでは、大麻はドラッグであり「クラスB」という分類に入っていますが、当局がその医療効果について認識するという流れになってきています。

  • ただし大麻そのものではなく、大麻の成分を含む製品の一部を医療品とみなすという決定です。

効用としてヒトに対して投与された場合に、生理学的に「体の機能を修正、復元」が見られるということが判明したのだそうです。

 イギリス保健省配下の医薬品・医療製品規制庁のスポークスマンは「大麻を含む製品は医療品であるとの認識を下した」と発表。
ただし「広告、販売、供給のためには、他の医療品と同様に医療ライセンスの取得が不可欠である」と付け加えています。

そして医療大麻の使用者に対しては「医療大麻を使っていて、質問等がある場合は、一般開業医(GP)または医療スペシャリストに相談すること」とアドバイスしています。

実際にイギリスで医療大麻の使用を認可された製品が、多発性硬化症やがん疼痛治療剤に使われる「スプレー投与型のサティベックス(Sativex)」です。

これは現在のところ、大麻成分を含む唯一の処方薬となっています。

大麻にはさまざまな成分があります。
中でも医療として使われるカナビダイオール (CBD)は、精神作用の影響が少ないとされており、いわゆるハイな気分にはなりにくいものです。

そして脳や神経組織の制御、エネルギー代謝、心臓の機能、免疫システムなどの他、生殖機能の効能があると発表されています。

結果的に英議会の薬物政策改革チームの議員連盟は企業に対し、大麻の輸入や栽培を是認するように促し、また閣僚に関してはその使用に関しての枠を広げることを要望として掲げる形になりました。

医療大麻の解禁までは、まだまだ課題も多いと思いますが、有益な部分に注目していくことが今後予想されます。

written by Akiko

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