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「増える職場うつ病」見抜くサインと対応方法1/1

『職場うつ』という言葉を効いたことはないでしょうか。若年者(15~35)の死因トップが「自殺」となってしまっている現代。目まぐるしい社会の進化と共に,うつ病の患者数(医療機関を受診する数)は増え続け、43.3万人(1996年度)から95.8万人(2011年度)に倍増。昨今、うつ病原因での休職者増加が、大きな企業問題のひとつとしてあがっています。

厚生労働省が 事業所( 1,000名以上)を対象に、「過去1年間、メンタルヘルス不調により 連続1カ月以上休業 又は 退職した労働者の有無」をアンケート調査した結果、9割の事業所が 「いる」と回答。

併せて、上場企業を対象とした民間調査「心の病により1カ月以上会社を休んでいる従業員がいるか?」では、「いる」と回答した企業の割合は 58.5%(2002年度)→ 70%(2009年度)に上昇しています。

企業や事業所の規模が大きくなるほど、うつ病発症による休職者は高くなるという傾向がみられていますが、実際にはうつを発症していても「気のもちよう」と思い、周りに隠して 医療機関を受診していない人も多数いることでしょう。

実際にはもっと多くの人々が、 「うつ」に悩んでいるのではないでしょうか。

うつ病の発見は早いほうが断然いいです

ある日突然 うつを発症して突発的な行動にでてしまう人の特徴は、「がまんをしすぎている」ことです。

「自分は大丈夫」、「気のせい」と、認めたがらない人もいますし、相当深刻な状況になるまで 診断・治療・誰かに打ち明けるということをしない人もいます。

うつの早期発見には、「小さなSOSを見逃さないこと」が重要

中には自殺してしまってから、「あのとき自分が声をかけていたら、もしかしたら救えたかも知れない」と病んでしまう人もいます。

取り越し苦労で終わるのなら それは喜ばしいこと、「もしかして?」と思ったら一度近況を聞いてみたほうがいいのかも知れません。

  • 遅刻・欠勤がふえた 服装に気を使わなくなった
  •  「自分はだめな人間だ」など、自己否定な発現がふえた
  • その人をとりまくクレーム・トラブルが増えた
  • 笑わなくなった 怒りっぽく、普段以上にイライラしている
  • 誰にも援助を求めず、ひとりで仕事を抱え込んでいる。 とにかくミスが多くなった

うつには、123のステップで

「あの人、もしかしてうつかも?」
日常の中でそう感じる機会が、これから増えるかも知れません。その気づきがもっとも大切です。

もし、面識のある方なら、一声かけて、時間も場所もゆとりがもて、プライバシーを守れるような所で相手の想いに共感しながら、話に耳を傾けてみてください。

ただし、「まちがっても、アドバイスや励ましをしないこと」

うつ病は、真面目な人ほどなりやすい症状です。

例えるなら、両手いっぱいにモノを抱え込んでいる状態。
自責感や焦りに苦しんでいることがよくありますので、「がんばれ」「しっかり」といった言葉は 相手を追いつめてしまいます。

こう言うと、難しいことのように感じるかも知れませんが、なにも難しいことではありません。
ただ、聞き役となればいいのです。相手の話を否定せず、気持ちを尊重し、共感しましょう。

  • ① 本人に軽く声かけし、聞き役になってみる
  • ② 業務量をそれとなく調節するか、できるようにする

③ 職場にカウンセリングが設けられていない所は、個人・企業でなんとかしようとせず、会社の産業医・看護職・心理職などの産業保健スタッフや、専門相談機関へ連絡・指示をあおいでもらうのがベストです。餅は餅屋、プロに任せましょう。

どう接したらいい?

もし周囲に、うつ病を発症した人がいたら どう接すればいいのか…
なんとなく深く考えてしまいがちになりますが、心配し過ぎないことが大切です。

症状が良くなるまで重大な決定は後回しに、仕事量を調節し、励まさず、原因をもとめない。解決ではなく、解消できる道を。結果は 早急に求めてはいけません。

万一、本人が「死にたい」といっても、それは病気が言わせているんだよ。と言ってあげましょう。

明けない夜はありません。街も心も時と共に、だんだんと変化していきます。誰でも心が風邪を引いてしまうことはあるとおもいます。長い目で見ていきましょう。

written by 執事