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人は生まれつき邪悪さを兼ね備えているのか?邪悪さの研究 その②1/1

人は生まれつき邪悪さを兼ね備えているのでしょうか?今回の記事でも引き続き、邪悪さの研究をおこない続けているポールハス博士のお話を掲載していきます。

前回の記事では、人の邪悪さの研究をおこない始めたポールハスのお話を掲載しました。

【前回の記事】

第2回目となる今回は、彼の生まれつきの邪悪さ研究からスタートです。

人は、生まれつき邪悪か

生まれつき、人は邪悪なのか?気になります。

普通の双子を対象とした研究結果では、ナショナリズムと、サイコパスに関しては、より幅広い遺伝子的要素が見られましたが、
目的のためには手段を選ばない「マキャベリズム」に関しては、遺伝よりも、環境的な要因が強く影響することが明らかになっています。

  • 他の人から、「他人の操作方法」を学ぶのです。

リバプール大学のミンナ・リオン教授は言います。

すべての人がサイコパスの遺伝子を持って生まれてくるとは思いませんし、そうだからといって何をすることもできません。

アンチヒーローたち

一般的に人気のある、ヒーロー像で考えてみましょう。

007シリーズのジェームズ・ボンドなど、「影のある性格は性的魅力に富んでいる」と言う科学的調査結果はたくさんあります。

いわゆる「アンチヒーロー」ですね。

「反主人公・反英雄」を標榜する諸作品における登場人物の分類のひとつです。

日本製のもので言うと『仁義なき戦い』シリーズの反社会的勢力や、中里介山の小説『大菩薩峠』に登場する机竜之助などが代表的ですね。

机竜之助などは、少年時代から気に入らない相手を木刀で殴り殺すなど、非常に興味深い特徴を備えていると言えるでしょう。

夜型人間は、邪悪性を進化させたタイプ

朝方人間夜型人間か、そうした分類も非常に興味深い手がかりだそうです。

リオンによると、夜遅くまで起きていて朝起きられない、いわゆる「ふくろう型」の人は、先述した悪の三つ巴の特徴がより濃く出るそうです。

サイコパスの性格的特徴のひとつ、リスクを好む傾向。
マキャベリズムに特徴的な、他人を操作する傾向。
ナルシストに特徴的な、他人を搾取する傾向、それぞれ顕著です。

これは、人間の進化の過程を考えると納得がいくかもしれません。

暗い性格であることによって、他人が寝ている間に盗んだり何かを操ったり、不法な夜の営みに接する機会が多かったため、彼らは夜の怪物へと進化したのです。

この仮定が正しいにせよ、違っているにせよ、ポールハスは、人間社会は複雑すぎるため、生産能力を高めるには様々な道があったのだといいます。

ある人は人当たり良く、ある人は邪悪に進化していったということです。

次回も引き続き、ポールハスの邪悪さの研究を追っていきます。

written by 坊ちゃん