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発達障害に苦しんだ。克服するには。1/1

前回は症状や原因、また実際に発達障害に苦しんだ有名人や歴史上の人物をお伝えしました。 今回は、まず治療方法はどのようなものがあるのでしょうか。

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発達障害は治療することができると言われています。
治療を始めるのに遅すぎるということはないのです。

~まず、発達障害を克服するために必要なこと。

気づき、認め、受け入れるということが最初に必要です。

周囲の方が適切な支援やサポートを行うことも大切な要素です。そして適切な治療を受けること。

この3つがセットになってこそ、初めて本人の苦痛も、また周囲の悩みも解消することができるようになっていきます。

トラブルが続く理由

  • 発達障害であることに本人が気づいていない。
  • 周囲の支援やサポートがうまくいっていない。
  • 発達障害の本人に適切な治療がなされていない。 

発達障害における<適切な治療>とは?

1 心理教育と環境調整療法

自分が発達障害になった原因が、自己の性格や家庭環境などにあると思っていると、時に周囲の人に怒りや憎しみを向けてしまいがちです。

発達障害は元々、脳の発達におけるアンバランスさが原因で起きているということを理解し、適切なカウンセリングや投薬治療を受ければ良くなるということを知っていきましょう。

2 薬物治療

アスペルガー症候群やADHDに、薬物治療は効果的とされています。

薬物療法は、患者の脳の機能を以前の状態に回復させるためにおこなう治療ですが、大人の発達障害でも多くの場合、脳の機能の回復に効果があります。

発達障害の治療に使用する主な薬剤

SSRI
セロトニンの再取り込みを阻害して作用。一般的にうつ病に用いられる。
バルプロ酸
てんかんの治療によく使われていますが、近年では躁うつ病の治療に用いられる。
抗精神病薬
低機能自閉症や問題行動をともなう、知的障害者の治療に主に用いられる。

3 自助グループへの参加・家族のサポート

発達障害者は、自己評価が低く、地域や職場・学校でも孤立しがちです。

同じ経験や苦痛を経験した仲間と話し合うということで、「苦しんでいたのは自分だけではない」という安心感を得ることができるので、不安が取り除かれます。

これらの治療が、発達障害に悩む人に対し、非常に有効であることは立証されています。

ただ、周囲の無理解が症状を悪化させることがあります。

身内に発達障害の人がいると、家族は理解派と無理解派、両極端に分かれてしまいます。

危険なパターン1 発達障害者に巻き込まれる。

相手の乱雑さ、突発的な行動によって家族全体が振り回されてしまうと、後始末に追われることになるので、家族の不安もストレスも溜まっていく。

危険なパターン2 全くの無関心になる。

家族全員が発達障害者のことをあきらめ、かまうことなく放任状態になったり、無視するようになるパターンです。

こうした状態になる前に、現実を受け止め、理解し、受け入れることがサポートになります。

written by Rikako

次回は、実際の発達障害をもつ人がどのように克服したのか?お伝えしていきます。