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【マンガで分かるネット依存症】② ゆうきゆう先生に伺う、ネット上で一番依存しやすいコンテンツとは1/1

ネットショッピング、動画サイト、SNS…デジタル社会となった今ではたくさんのネットコンテンツが登場してきていますが、この中で一番依存しやすいコンテンツとはなんなのか?『マンガで分かる心療内科~依存症編~』の最新刊を使用して、深く、深〜く掘り下げていきます。

Q.次の3つの依存性から脱却する方法を述べよ


  • ① ポルノ起因性ED
  • ② 掲示板
  • ③ LINE

解答は後ほど!

数あるインターネット上のコンテンツの中で、もっとも依存しやすいのが、ポルノです。

ドキッ、とした男性も意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今日では本当にたくさんのアダルト動画が簡単に見ることができますが、
これにより増えてきているのが、ポルノ起因性のEDです。

現実で相手をコロコロと変えることは難しいですよね。

でも、ネット上であればクリックするだけでいろんな女性のアダルト動画を見ることができます。
それももう、一日中クリックし続けても見きれないくらいたくさんです。

ここに、クーリッジ効果が発揮されています。

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ネット上には好みのボーダーラインを超えてくる女性がたくさんいます。

いわいるK点(好みライン)越え

ネット上の女性は綺麗で、自分を受け入れてくれる…性格も優しい。
 一方、
自分の身の回りにいる現実世界の女性は、とくに綺麗でもないのに 性格がキツイように感じる…

そんな感情を持っていて、自分好みの女性のアダルト動画を毎日毎日変わるがわる見続けていると、
だんだんと、現実の女性ではあまり興奮できなくなってしまいます。

アダルト動画だけではなく、掲示板やSNS、情報サイトなどから得るある種、
異性に対する攻撃的な内容のもの』を見ることでも、そうした思いは加速するでしょう。

一時期話題になった、若者の異性離れは、デジタル社会が作り出したものかも知れませんね。

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動画を見続けていると、興奮剤であるドーパミンもだんだんと分泌力が低下しますので、
より刺激的な内容のものを見るようになったり、より長時間見るようになっていきます。

今アダルトが大好きな人も、いきなり内容のコアなものから入ったわけではありませんよね?

多くの場合、最初は本だったのですから。

現実とデジタル、両方で得ている興奮は同じに思えても、実は質が違う

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現実では脳の前頭前野が興奮し、デジタル上では脳の血流が低下している…

この話を聞くまではあまり、興奮の違いに意識したことはありませんでしたが、
確かに、現実でタイプの女性を前にした時の興奮と、デジタル上で得ている興奮とは、感じ方が少し違う気がします。

ちなみに、前頭前野という部位は脳の最高中枢だと呼ばれます。
考察力・判断力・記憶力・感情コントロール・創造性などを担う、重要なところです。

もうお分かりですね。

  • 前頭前野はヒトの人格形成に深く関わっています

情報処理能力にもかなり関与する部分ですので、前頭前野の働きが活発な方は頭がいいと言われているわけです。

どちらの興奮が自分のためになる興奮なのか、明白です。
大人でも重要なのですから。思春期であればとくに脳も発展途中、影響はさらに強いと見るべきでしょう。


もう一つ、注意したいコンテンツが掲示板


ネット上で最もハマりやすいのはアダルトですが、さらにもう一つ、注意すべきコンテンツがあります。

ズバリ、掲示板です。

とくに誹謗中傷が溢れているような苦情サイトや SNSは読み始めると、
ドーパミンが強力に分泌され、優越感に浸れますので、なかなか離れることができなくなるでしょう。

ハマれば半日は一瞬で過ぎていくだけでなく…
心が、次第に歪んでいきます。

生じてしまった心の歪みは、現実世界でダイレクトに影響が出るもの

思い込みが激しい方であればとくに、です。
影響を受けてしまった人に 誰が何を言っても、しばらくは聞く耳も持たないでしょう。

誹謗中傷が溢れるサイトの影響(色)で染まってしまったキャンパスを、元の真っ白な状態に戻すのは容易なことではありません。
何年もかかるケースもあると見て間違いないです。

誹謗中傷の溢れるサイトの恐ろしさ(中毒性)は、まさにそこにあると言っても過言ではありません。

脳のために何よりも大切なこと

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依存から抜け出すには、他の喜びを見つけることが一番です。
生活が充実していると依存しにくくなります。

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《出典》

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国内における、現在の依存状況は?


2014年調査になりますが、まずは国際的なウェブアンケート結果をご覧ください。

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(総務省,ネット依存傾向の国際比較,H26)

ネット依存の傾向が高い層(アンケート70点以上)が、ピンク色をしています。

意外と日本は少ない、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、これはあくまでもアンケート結果です。
依存は否認の病と言われていることから察するに、依存の自己診断はあまり参考にはならないでしょう。

そして、IT化は刻一刻と進んでいるので…

今のネット依存はこれ以上、将来はさらに倍増すると推測できます。

日本は依存症に対してまだ、優しい方ですが、
北京ではこうした依存症に特化して対応する軍隊のような施設『インターネット中毒治療センター』まで創設されています。

治療者は時間厳守 & 監視された状態で、用意された更生カリキュラムを3ヶ月を過ごします(監視カメラ上での監視つき)

まさにちょっとした軍隊のようなプログラムですが、
そうした厳しい3ヶ月間の更生カリキュラムを終えても、その内の約3割は再びネット依存を再発すると言います。

依存とは、なんとも厄介な病です。

Q.次の3つの依存性から脱却する方法を述べよ。~解答編~


①ポルノ起因性ED


  • 毎日徘徊している動画サイトを削除し、二度と訪れないようにする

強すぎる刺激で勃起不全になっているEDと通じるところがあります。
まずは泣きながらでも強すぎる刺激元を絶ちましょう。二人の幸せはそこから始まります。


②掲示板


  • 目的を明確にする・第三者視点になる

そもそも、その掲示板にはどのような目的があって来訪しているのか?明確にしましょう。

そして、自分が徘徊しているサイトを一覧で見て、
自分が本当に暖かな気持ちになったり、日常の生きる糧になると感じている有益なサイトのみをピックアップして、後は削除しましょう。


③LINE


  • 通知をオフにして、チェックする時間を決める

LINEのメッセージ音に敏感に反応していませんか?
まずは通知をオフにして、1日の中でLINEをチェックする時間を自分で決めましょう。

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