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二人の同級生に強姦された15歳の少女が自殺。母親が発見したのは一つのテキストファイルだった1/1

恋人たちが肩を寄せ合うクリスマス。体の芯にくる寒さと新しい年明けへの期待と不安が入り混じった2015年の年末に15歳の少女が自らその命を絶った。彼女の名前はキャシディ・トレバン。現役の学生だったが、13歳の頃に二人の少年からレイプされるという苦い経験をした以降、ほとんど学校には顔を出さず、家にこもりっきりだったという。

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彼女の死後、パソコンの中に保存されていた文章を見つけたのは母親のLindaさんだった。
遺書にあたるとも思えるそのテキストファイルには、自分がレイプされたこと。いじめを受けていたこと。学校を転校したこと。そして、他の学生たちへの警告が記述されていた。

I was a student at [redacted] and I was raped by some of the students who still attend that school.私を強姦した何人かの生徒は、まだその学校に通っています

手紙の中で彼女は、自らが通っていたメルボルンのウェリントン・セカンダリー・カレッジの元クラスメートにあたる学生たち二人によっていじめられ、強姦されたと語っている。

保存されていた彼女の文章(全文)がこちらである。

WARNING TO ALL [school name redacted] STUDENTS

 

I was a student at [redacted] and I was raped by some of the students who still attend that school.
I know this already probably sounds like attention-seeking but it’s honestly far from it. I have many reasons for doing this which I’ll also explain.

 

My aim is to warn other people (students mostly but also parents) about what happened because I’m worried if they could do it to me they could do it to other kids like me, or at least try to.
You actually have the power to stop this from happening. Remember the people who did this to me were school students at [redacted], it’s hard to believe, I know. But it’s true.

 

I’m not doing this for revenge to those students that raped me, set up the rape, bullied me about the rape, teased me about the rape or anything like that. I’m also not doing this for attention seeking like I mentioned earlier, I want to make that clear.

 

I’m doing this because over 1500 students years 7-12 are currently enrolled at the school and they need to be warned. I feel because of what happened to me, and because the staff at the school did nothing to help me (which I’ll talk a bit more about later). It’s now my duty to warn you all and to make you aware of what happened. (Not just what you may have heard around school but what actually happened.)

 

But I’m also doing this for myself. I want to finally after 1 and ½ years be left alone. It’s surprising just how many students at [redacted] have heard stories of me and weirdly enough still get told stories of me to this day.

 

I still continue to get students I’ve never met contacting me Facebook calling me a slut. I’ve moved schools, I’ve moved house and still I’m being contacted and bullied.
I can’t stop people from spreading rumours, but at least I could try and spread what really happened seeing as it’s still being talked about anyway. But as I said this honestly is more so for students who are unaware of this and are in danger of those students

 

My name is Cassidy Trevan, and I was raped.

 

If anyone every tries this on you trust me it’s worth fighting! Fight! If you don’t you’ll regret it for the rest of your life like I do. You can do it.

 

Be careful. Be warned. Be safe.

出展

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彼女自身、事件にあってからビクトリア警察の性犯罪と児童虐待調査チーム(SOCIT)の刑事と2年間で20回以上会ったが、警察は「証拠不足のため強姦事件を棄却しなければならない」とした。

思うようにいかない現実と脳裏に焼き付いた事件時の映像は、まだピュアで未熟な10歳代の精神を確実に蝕んでいた。

気づけばうつ病を発症、パニック発作も起こしていたが、彼女は警告することを諦めなかった。

残される人たちに対して、後悔しないように戦ってほしいこと。そして、気をつけること、警戒すること、安全を意識してほしいことを最後に願い、文章を終えている。

If anyone every tries this on you trust me it’s worth fighting!
Fight! If you don’t you’ll regret it for the rest of your life like I do. You can do it.

Be careful. Be warned. Be safe.

キャシディの死後、彼女の母親Lindaさんは報道陣に語った。

キャシディはギャングからの報復を恐れて、公式的に声明を出すことを怖がっていた。
加害者は、ソーシャルメディアでキャシディを罵倒している。

私はメディアと大衆の騒動が、キャスの強姦事件を再燃させる助けになってくれることを期待している。

と。

そして加害者の少年らに対して、こう付け加えた。

警察はあなたが誰であるかを知っています。
あなた方は決してキャシディ・トレバンという名前を忘れてはならない。

あなたの手には血が染まっている。
あなたが将来、子供を持った時、自分の子供がされることを思ってみてください。
残りの人生、自分のしたことであなたたちが悩むことを願っている 

Linda

Cassidy Trevan: Australian schoolgirl ‘gang raped by bullies’ writes powerful letter to classmates

こうした強姦事件は紛争下でより頻繁に起こっている

強姦事件は紛争下でより表面化しますが、無視されることが多いのはなぜなのか…?

と、思っていた方も多いのではないでしょうか。

戦争中のレイプや性的暴力の影響は、個人の犠牲者を超えてさらに伸びており、経済、身体、心理、そして文化的な家族や地域社会をぶち壊していますが、実は第二次世界大戦以降、レイプはある種、戦争の武器として戦略的な重要性があるという意識が根強いからです。

  • その代表例とも言えるのが、コンゴ民主共和国の紛争ではないでしょうか。

550万人の死者、150万人の避難民が報告されており、性的暴力の被害者数はなんと50万人におよびます(1991年)。
国際刑事裁判所は1994年、「強姦は国際法で虐殺の犯罪である」と認めましたが、多くの武力紛争で今も強姦が続いています。レイプは依然として国際社会に大いに無視されているわけです。

先ほどのコンゴ民主共和国では「2008年だけで年間16,000件の強姦が発生している」との報告も上がってきており、女性と地域社会を荒廃させています。

とくに、女性の衣類および、振る舞いに関する強い心情を備えている宗教や、処女や婚姻忠実性に対する強い伝統性のある文化の中で 被害者は、状況をなにも知らない周囲の人たちによって「恥知らず」と揶揄され、孤立してしまう可能性も高いです。

さらには、「」と称されてレイプされるという 意味のわからない危険性を増加させる懸念するあります。

Rape as a weapon of war in modern conflicts | The BMJ
Rape as a weapon of war in modern conflicts …

なぜ、紛争中のレイプはある種黙認のような形なのか?

強姦は戦闘での勝利報酬として、兵士の士気を高める素材として使用されているからです。

それだけでなく、反対している軍隊の報復心を刺激し、コミュニティ全体の統率を乱すことができる、という認識が現代も根強く残っています。

レイプはある種の戦略的なものでもある、と思われているわけです。

それに加えて、武力紛争中の強姦は軍人や警察、テロリストだけではありません。
コンゴ民主共和国の例においても 2004年以降に民間人の強姦件数が17倍増加した一方、戦闘員による性的暴力は77%減少していた、という報告が上がっています。

つまり、軍人による紛争中のレイプを黙認するということは、紛争中の民間人のレイプを黙認するということです。

もちろん強姦だけでなく、民間人による暴力や殺人も同じです。
戦争はやはり、悲劇しか生みません。

レイプは、戦争同様に平和時の女性の安全性および、尊厳が不足した結果です。

同リリースを発表したPLOS メディシンは、

世界の注目を集める権限、技能、聴衆を持っている医療ジャーナリストや編集者は、ヘルスケアの専門家とともに、武力紛争における残虐性や性的暴力について、公表すべきである。

我々は、国際機関がより協調的な行動をとるよう、人道主義組織や擁護組織の努力に対する支援を強化する必要がある。

と、述べています。

Rape in War Is Common, Devastating, and Too Often Ignored

強姦されたら、すぐに報告する

こうした強姦事件は事後、かなり経ってから報告されることが多いです。

レイプされた多くの人々がすぐに事件を報告せず、ある程度期間をおいてから報告する傾向にあります。

事件から期間が空いて、告発するのが遅くなるほどその事件自体、信ぴょう性が低いとみなされかねないので、もし強姦された時は辛いでしょうが、すぐに報告しましょう。