ニュース

インディアンで発症した人喰い精神病は難病か?本質か?1/1

ウィンディゴ精神病とは人間が人間を食べたくなってしまう病気です。この奇病の「ウェンディゴ」という名称は、カナダやアメリカ北端に住むクリー族やオジブワ族などの先住民族であるインディアンの間で語り継がれているウェンディゴという精霊に由来します。

「ウィンディゴ」と呼ばれる不思議な精霊

クリー族やオジブワ族の神話によれば、ウェンディゴは森に住む氷の精霊で、大きさは「人間と同じくらいである」「巨大である」などと伝えられています。

 

この精霊は人間を食べるといわれることから、現地の諸民族であるインディアンたちから畏怖の対象となっているそうです。

ウィンディゴ精神病は男女関係なくかかる可能性がある希少難病ですが、どちらかと言えば男性がなる確立が高いと言われています。それは「長期間にわたる単独の狩りが、発症の原因である」という考え方があるからです。

特に冬場の長期間の狩りとなると、極度の寒さと飢えから極限状態に追い込まれることから、発症しやすくなります。

栄養摂取が不足しているから起こるのではないか?とする考え方もありますが、特定の地域や文化環境が発症原因との見方もあるため、文化依存症候群に分類される精神疾患であるとも考察されています。

ちなみにインディアンの中では、どういった経緯でウィンディゴ精神病になったにせよ、ウィンディゴに憑依されたと信じられているようです。

ウェンディゴ精神病の初期兆候とは?

気分の落ち込みと食欲の低下です。

徐々に食欲を失い、親族や周囲の人を食べることを考えはじめた過程において、「このままではウィンディゴになる」という恐怖感や不安感が生じた結果、人が動物などの食べ物に見えてくるそうです。

そんな極限状態の中、例えば「近しい者が死亡する」という偶然が重なったとすれば 人の肉を少し食べてしまうのもなんとなく理解できる行動なのかもしれません。

人を襲って食べるようになるのは、完全にウィンディゴになってから

症状が深刻になってくると、外見への気遣いや言語能力は低下し、自分の指や唇を噛んだり、気分変動を起こすケースがあると言われます。

症例としてもっとも有名なのは 1800年代後半のプレーンズ・クリー・トラッパーの事件でしょう。
彼は長男の死後にウェンディゴ精神病を発症した後、家族を殺して食べています。

本家インディアンによるウィンディゴ精神病の治療方法は、熊の脂肪を食べさせたり、大量のアルコールを飲ませたり…という民族らしい方法。治療中に万が一、患者が人肉を食べてしまった場合は処刑にすることもあるとのことです。
ウィンディゴ精神病の症状にも度合いがあり、初期段階であるならば自力で改善できる場合もあるそうですが、症状が長期にわたり続く進行状態であれば患者は拘束されます。

ウェンディゴ症候群は希少難病の一つだと考えらえていますが…

実は存在自体が疑われている病です。

人を食べるという行為が、単なる寒さと飢えから極限状態に追い込まれた人間がとってしまうある種の本質的な行動なのか?本当に精神病の一つなのか?いろいろな説が存在しています。あなたはどう思われますか?