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加速するテクノロジーの背景で、問題視されているものの一つが、精神のウツ化です。1/1

皆さんも一度は体感した(している?)ことがあると思いますが、掲示板やSNSが普及し、非常に簡易的にコミュニケーションがとれるようになった昨今、人の価値観のぶつかりやすいやワザと他人を煽ったりする場面をよく目にするようになりました。

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その背景で今後増加してくると推測されるのが、精神のウツ化です。

例えば、他人に対する悪意が丸裸になっているような内容の文章は、人の心にダイレクトに影響をおよぼしています。

分かりやすい例が、わざと人の感情を煽って自分に注目を集めようとする行為。そう、炎上商法です。

対面していない文字上だからこそ、自分の感情がそのまま反映されがちな上、拡がるスピードも早いため、自分に注目を集めたい人によって乱用されることとなりました。

結果、掲示板・SNS、情報サイトなど、その手法は多岐にわたって既に拡がってしまっています。

これだけネット社会が普及した今、一度も目にすることなく生きていくのはほぼ無理でしょうし、自分なりの感情をリセットできる方法をもっておくことは有益なことだと思います。

もっとも手軽なのは音楽か?

音楽であれば、移動中でも、ネットをやりながらでも聴くことができます。
精紳・身体を向上させる方法として、音楽療法なる治療法もありますし。

ちなみに、音楽療法と呼ばれるものにはキチンとした定義もあります。


音楽療法の定義

「精紳および身体の健康の回復・維持・改善という治療目的を達成するうえで音楽を適用すること」

全米音楽療法協会


これが、自分の好きな曲を聴いたりする趣味・嗜好と、音楽療法との絶対的な線引きです。

音楽療法には歌詞のある歌よりも、リズム的な音楽の方が用いられる傾向にありますね。

ただ、音楽療法の効果はどうしてもすこしエビテンス(証拠)に乏しいという見方をされてしまいがちなので、ここで実際に体感していただきたい音源をひとつ用意しました。

Marconi Union – Weightless (Official Video,8:08)

この音楽は、プロのカウンセラーを交えて、科学的に人のリラックス状態をつくるために作成された曲です。

パニック症状に悩んでいた女子大生を含めた効果検証で、全体的な不安を65%減少させたという知見が得られています(米・2013)。
聴いてみたところ、私自身も確かにリラックスできました。興味のあるかたは聴いてみてください。

音楽療法はパーキンソン病の治療にも効果を示している

筋肉がかたくなったり、歩行障害が症状として出る難病「パーキンソン病」をもっているひとは、小股でよちよちと歩くという特徴的な歩き方をします。

それは、パーキンソン歩行と呼ばれているものです。

パーキンソン歩行は床の上に平行線を引くと、改善傾向になる知見が得られています。
この効果のメカニズムは詳細に判明しておりませんが、床に平行線を引くことで視覚性のリズムが得られるという見方があることから、パーキンソン歩行に対しても音楽療法が用いられるようになりました。

パーキンソン歩行のもっとも典型的な音楽療法はカッチカッチ、というメトロノームのリズムにあわせて歩くことです。
メトロノームのリズムに合わせて歩くことができたなら、その速度を徐々に上げていきます。

すると、パーキンソン歩行の速度があがり、歩幅も伸びるというわけです。

この方法はコロラド大学のダウト音楽教授により、リズム性聴覚刺激と名づけられました(1990)。
このほか、認知症や高次脳機能障害、発達障害・知的障害、うつ病などの治療法としても期待を集めています

音楽療法のメリットは、症状の改善効果を得られるとともに、現場のつながりも得られるということにあります。

実施している施設や病院を知りたい方は以下のリンク先を参照ください。