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道路、ビル、先端の尖ったもの…「無機物」に興奮してしまう人1/1

世界にはまだまだ人に知られていない病気があります。その中でもちょっと引いてしまうような症状が現れるものをご紹介します。 彼の行動が脳の障害からなのか、ただの性癖からなのかは謎ですが、「クリュバー・ビューシー症候群」ではないかといわれているようです。

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生物ではないものに『興奮』する性病

それは、2002年の冬にカナダで起こった自動車事故。
事故を起こした男性は、全裸で車から降り、突然ダンスを始めました

事故の目撃者の車のフロント部に、”性器をこすりつけ”はじめたのです。
目撃者によると、事故を起こした男性はその後、道路に横たわると「まるで腕立てでもするかのように道路と性交し始めた」とのこと。

この話を聞いたある医師は、「クリューバー・ビューシー症候群」の可能性があると診ています。

クリューバー・ビューシー症候群は、無関心や過剰反応などのほかに、異常性行動が見られる疾患です。
男性のように、生物以外にも性交を試みようとすることもあるといいます。

これは、 「脳に何らかの障害がもたらされて起こる」と考えられていますが、その詳細は不明とのことです。

クリューバー・ビューシー症候群の由来

1939年、米国の精神科医ハインリッヒ・クリューバーとポール・ビューシーが、アカゲザルの側頭葉から扁桃核を切除する実験をおこなったの結果、カラダに様々な症状が現れることを報告したものです。55年には、人間にも発症するという初めての報告がなされました。

高等脊椎動物の側頭葉には扁桃体という、生物として生存するために重要な役割を持っている部分があります。

実験では、扁桃体を損傷しているサルが、敵に対する「攻撃行動」や「回避行動」を失い、食べられるものと食べられないものを区別できなくなり、ヘビなどの敵に対しても警戒心を持たなくなってしまった症例が報告されています。

《クリューバー・ビューシー症候群の症状》

  • すごく鈍感になる。または逆に過剰反応を示す。
  • 視覚失認(視力は正常であるが、目で見たものが何なのか認識できない)
  • それが食べ物でなくとも、何でも食べようとする。
  • 恐怖感が低下、危険なものを避けなくなる。
  • 性の好みが変化し、性欲が高まる。

このような症状を「クリューバー・ビューシー症候群」と呼びます。

上記の男性の例のほか、「無機物しか愛せない」というアメリカ人女性の例もあります。
女性はジェットコースターに10年間で3000回以上も乗り込んだことで、これは「愛」だと確信。現地で結婚式を挙げたとのこと。

彼女には過去、塔や手すりなど、幾つかの無機物との恋愛遍歴があったそう。

しかしながら、「クリューバー・ビューシー症候群=異常性癖」とみられてしまうくらいのインパクトですね…。

written by 匿名

『出展』

  • Daniel Goleman Emotional Intelligence: Why It Can Matter More Than IQ,
  • 水谷仁編『Newtonムック ここまで解明された 脳と心のしくみ』ニュートンプレス