ニュース

【イラク・モスル】女性や子どもらが戦火を逃れシリアの難民キャンプへ流入1/1

IS(イスラミック・ステート/イスラム国)が支配するイラク第2の都市モスルの奪還に向けてイラク軍が軍事作戦を開始する中、 イラク北部で支援活動を続けるセーブ・ザ・チルドレンの現場チームからの報告によると、 過去10日間で主に女性や子どもからなるモスルからの難民およそ5千人が、 シリア北東部イラク国境近くのアルホル(Al Hol)難民キャンプに流入し、 さらに1千人が国境を越えようとしています。 アルホル難民キャンプはすでに許容人数をはるかに超えていて、 衛生環境の悪化が懸念されます。

Kirkuk, Iraq. 16th October, 2016. A group of mothers sit with their children at Dibis checkpoint near the Iraqi city of Kirkuk.

先週、 同キャンプを視察したセーブ・ザ・チルドレンのスタッフによると、 9千人以上の難民に対して仮設トイレが16基しかなく、 キャンプ内はゴミや排泄物であふれ、 感染症などが広がる危険性が高まっています。

脱水症状の人々が100メートルもの列をなして給水車を待っても、 やっと手に入るのは浄水されていない濁った水です。

キャンプで避難生活を送る男性がセーブ・ザ・チルドレンのスタッフに語ったところによると、 人々は、 ほぼ2日間、 水などの供給がない状態で放置される時もあります。

今後モスルから、 およそ10万人がシリアに避難する可能性があると国連が警告する中、 セーブ・ザ・チルドレンは、 シリア北部で清潔な水の供給や衛生環境の整備を進めています。

また、 現在キャンプには、 ISの支配による長く悲惨な2年間から逃れてきた子どもたちが安心して学べるスペースがなく、 子ども保護の活動を早急に実施する必要があります。

Kirkuk, Iraq. 16th October, 2016. 5-year-old *Samir (L) and his brothers 7-year-old Jassim* (R) and 10-year-old Ahmad* (C) pose for a photograph at Dibis checkpoint near the Iraqi city of Kirkuk.

ISの支配による長く悲惨な2年間からの逃れてきた子どもたち

セーブ・ザ・チルドレンのモスル危機対応部長タリーク・カディールは、「着るものにしか持たずにここへたどり着いた難民の家族は、 支援物資がほぼ何もない状況に直面します。

キャンプの許容人数は圧迫され、 環境は、 私たちが見る中でもかつてない最悪の状態です。 そのような場所へ、 今後数千人が流入することになるのです。

今計画している支援を実施するための資金は、 まだ半分しか確保できていません。
今後増大する支援のニーズに対応するための資金が喫緊に必要です。 」と訴えます。

<セーブ・ザ・チルドレンへのご寄付の受付先>

ゆうちょ銀行口座名: セーブ・ザ・チルドレン 子ども基金
口座番号: 00900-1-120760
クレジットカードによる寄付はこちら
http://www.savechildren.or.jp/contribute/

<セーブ・ザ・チルドレン概要>

セーブ・ザ・チルドレンは、 すべての子どもにとって、 生きる、 育つ、 守られる、 参加する、 「子どもの権利」が実現されている世界を目指して活動する子ども支援の国際NGOです。
1919年に英国で設立され、 現在、 日本を含む29ヶ国の独立したメンバーが連携し、 約120ヶ国で子ども支援活動を展開しています。
2015年には、 およそ9,400万人(うち、 子ども約6,200万人)に支援を届けました。

こちらの記事もおすすめです。