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国立大学病院で初めて「認知行動療法センター」を創設1/1

千葉大学病院では、 臨床試験でエビデンスが照明された「不安障害」等の相談件数の増加に対応するため、 国立大学病院初となる、 医療としての認知行動療法の提供モデルに特化した専門部門「認知行動療法センター」を10月1日に新設しました。

 認知行動療法は、 認知(考え方)や行動のアンバランスなパターンを見直し、 感情(気持ち)の問題を解決するための精神療法(心理療法)の一種です。

不安障害、 うつ病などの心の病気はもとより、 近年は不眠症、 慢性疼痛や肥満症のような身体疾患に対してもエビデンスが国内外で報告されています。

 千葉大学では、 これまで「相談」事業として実施してきた認知行動カウンセリングの件数が年間約1,800回あり(平均1人15回で113人/昨年度の実績)、 4分の3にあたる約1,400回は、 臨床試験でエビデンスが証明された「不安障害」等に該当します。

 このたび、 全国の国立大学病院に先駆けて認知行動療法に特化したセンターを設置し、 医師の指導のもと、 病院内において臨床心理士が個人認知行動療法の提供を行います。

原則的に、 毎週1回50分の個人面接を連続16~20回程度行い、 料金は1回50分1万円(消費税別)で、 各種公的医療保険は適用されません。


  • 清水栄司(千葉大学病院 認知行動療法センター長)

main当センターでは、 医師・臨床心理士・看護師などが連携して、 エビデンスの強い、 認知行動療法を提供するとともに、 患者さんの問題および生活の質(QOL)の改善を目指します。

千葉大学大学院・医学研究院・認知行動生理学・教授、 千葉大学子どものこころの発達教育研究センター長、 千葉認知行動療法士トレーニングコースを2010年4月より主宰。 精神科医。 日本不安症学会理事、 日本認知・行動療法学会理事、 日本認知療法学会役員、 日本脳科学会理事など

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