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子どもを虐待から救う!NPO法人Child First Lab.が虐待対応をガイドするアプリ開発に向けてクラウドファンディングを実施中1/1

特定非営利活動法人Child First Lab. は、2016年10月3日より2016年12月20日まで、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて、人工知能(AI)を活用して適切な子ども虐待対応をガイドするアプリを開発するプロジェクト「AI×ビッグデータで、子どもを虐待から救う!」を実施しています。

<背景>

平成27年度の全国の児童相談所における虐待対応件数は10万件を超え、過去最高を更新しています。
虐待による死亡事例も捕捉されているだけで毎年70~100件に及び、日本小児科学会の推計では実際にはその3~5倍と言われています。

子ども虐待の予防と早期発見は喫緊の課題ですが、一方で対応する児童福祉司の人数は過去15年で2.2倍の増加にとどまり、一人あたりの担当件数が100件を超えるなど現場の疲弊が叫ばれています。

虐待対応にあたる職員には、子どもの安全に関するリスク判断や関係機関と連携するための知識等、高い専門性が求められます。
しかし、現在の日本では人材不足から専門職採用ができない、働きながら専門性を高める余裕がないなど、予算や人材リソースに制限があり、一部の現場では全く無関係の部署から異動した職員が対応にあたることもあります。

業務の負担から心身に不調をきたしたり、短期間での異動が続いたりすることで、人材が育っていかないことも課題となっています。

<プロジェクト内容>

このプロジェクトの目的は、過去の子ども虐待事例のデータを集積したデータベース及びそれを活用し現場の支援者の意思決定をサポートするモバイルアプリを開発することです。

AIによって過去のデータを解析し、現在の事例のリスク判断や最適な支援方法を、統計的根拠に基づいて提案します。

▽主な機能(予定)

  • 子どもの年齢・属性に応じた被害状況の聴き取りガイド
  • 傷アザ、泣き声等の証拠保全のための撮影・録音ガイド
  • 調査・捜査機関への、オンライン通告・情報共有
  • 再発率予測等のAIを用いたリアルタイム解析と、一時保護のタイミング等の対応方法の提案

機能の一部を援用し、子ども本人や一般向け通告アプリ、保育・教育・医療等子どもと関わる職業の方向けアプリも同時に開発予定です。

開発にかかる初期費用として150万円を目標金額として設定しています。

<支援方法>
クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREよりお申込みいただけます。

■クラウドファンディング達成後の流れ

このプロジェクトが達成したら、まず初期モデルとなるアプリを試作し、ユーザーテストを行います。すでに特定の自治体から協力の内諾を得ており、実用性やユーザビリティを確認・修正した後に、本格的に全国への普及を目指していきます。

このアプリが普及すれば、高度な判断を求められる現場の支援者の意思決定にかかる負担を軽減し、思い込みや直感による判断ミスを防ぐことにもつながります。その結果、より多くの子どもの生命・安全を守ることが可能となります。