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勉強するなら、朝がいいのか?夜がいいのか?1/1

朝活という言葉は、すでに認知されていて、様々なイベントも開催されていますよね。 でやはり、勉強も朝が最適であるというのが、マウスの実験でわかったのです。

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学習する時間帯に記憶力の違いあり


東大のチームが英科学誌に

朝に勉強すると 規則が長く続きやすい

と発表しています。

チームは“マウスに積み木の形を覚えさせる”という内容で、この実験を何度も繰り返して、どの時間帯の記憶が一番長持ちするかを調査しました。

結果、夜行性のマウス(人間では朝に相当する)が活動を始める夜の時間帯で覚えた積み木は 、1日経過しても記憶していましたが、記憶を司る脳の海馬(かいば)という部位で、体内時計の役割をしている遺伝子を壊すと時間帯による記憶力の差がなくなったのです。


【記憶のメカニズム】

 形を覚える
  ↓
 神経回路のつながりが強化
  ↓
 記憶が長持ちする


  • ※海馬とは脳の中にあって、優位かつ細胞分裂を繰り返す神経細胞が集まる器官で入力された情報の整理及び記憶を司っている器官。

海馬の神経細胞で記憶に関わるタンパク質を調べたところ、これは夜に増え、昼に減るということが判明しています。

つまり、このタンパク質が多い時に学習の刺激が加わると神経回路の繋がりが強化され、記憶が定着しやすいのではないか?ということです。チームはこれは人にも同様の仕組みがあると推測しています。


夜型は体内時計が乱れやすいというが、結局は遺伝性の問題


勉強するなら、記憶に関わるタンパク質が多い時がいい。

理論上、確かにそのように思えますが、体質的な夜型人間は存在しており、朝型・夜型の違いはおよそ 50%遺伝によって決定されるとも言われています。

脳にある体内時計の中枢の周期が23時間50分と1日24時間に満たない人もいれば、24時間をオーバーして24時間30分という人もいます。

要は24時間より長ければ長いほど、夜に強いのです。
若いころは深夜まで動いて昼まで寝ていても、年をとると早寝早起きになるというのは 体内時計の周期が変わってきたからです。

結局パフォーマンスの問題もあって、夜型の人が無理矢理朝に活動しようとしても逆に朝動くことで脳の健康を損なうケースもあります。

そして、集中力が維持できるかも大きなポイントです。
勉強だけに集中できず、他の事に手出しをしてしまったら元もこうもありません。

睡眠も大きく関わってきます。

頭に入れた内容は、その後の深い睡眠中に強化されるのです。

ここ何年かで、レム睡眠時に記憶の定着が起こると考えられていたのですが、ノンレム睡眠時の深い睡眠中にそれらが起こると考えられるようになっています。

まとめるところ、自分自身が朝方の人間であるのか、また夜型の人間であるのか。睡眠のとり方はどうなのか。そして自分のモチベーション次第で変わってくるのかもしれません。

written by Rikako