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【『このミス』大賞作!】『がん消滅の罠 完全寛解の謎』書店で続々1位に!1/1

株式会社宝島社は第15回『このミステリーが すごい!』大賞・大賞受賞作品『がん消滅の罠 完全寛解の謎』が、 書店で続々ランキング1位となり、 Amazonでも4.7点(5点満点)と大変好評です。

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『このミステリーがすごい!』大賞は宝島社が主催するミステリー&エンターテインメント作家の発掘・育成を目指す新人賞です。

今受賞作の著者、 岩木一麻氏は国立がん研究センターや放射線医学総合研究所などで研究に従事した経歴をもつ、 がんの研究者です。
本作は著者自身が研究の中で感じた、 人の死後にも増殖し続ける がん細胞への“恐怖心”から着想を得て描かれたミステリーです。


 <余命宣告された末期がん患者たちが、 保険会社から多額の生前給付金を受け取った後、 治療不可能なはずのがんが完全に消滅する>

本作では、 そんな前代未聞でありながら実現可能なトリックを核に研究者ならではの圧倒的なディテールで描かれている点が高く評価され、 今回の受賞につながりました。

今日の医療現場が抱える問題を背景に、 医師やがん研究者、 保険関係者など多数の登場人物を巻き込んで 展開されていく本作は、 ミステリー好きの方だけでなく 医療エンターテインメントが好きな方や 医療関係者の方々にも楽しんでいただける作品です。

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~虫の研究から癌研究員に!『このミス』大賞作家・岩木一麻~

  • 【虫の研究をきっかけに癌研究員に!】

  学生時代は農学部で昆虫の研究をしていました 。
昆虫が特別好きというわけではなかったのですが、 彼らの人間とはまったく違う生存戦略に大きな魅力を感じていました。

大学院卒業後も昆虫の研究をしていましたが、 国立がん研究センターでモンシロチョウから見つかった抗がんタンパク質の研究ができる人を探しているという話を聞いて応募したところ、 採用して頂くことができました。

モンシロチョウが昆虫研究とがん研究を橋渡ししてくれなければ、 今回の作品が生まれることはなかったと思います。

その後、 放射線医学総合研究所で放射線発がんの研究に従事しました。
作品にはがん研究を通して得た知識や、 感じたことを沢山盛り込んでいます。

  • 【埼玉出身!千葉在住!家系は医療畑!?】

 会社員の父と看護師の母の間に3人きょうだいの長男として生まれました。 弟は獣医師で、 筑波にある研究所で研究員をやっています。

妹も薬剤師ですし、 父も理系の人なので家族全員が理科系なんです。
同居していた祖父は医者で薬剤師だった祖母と自宅の敷地に小さい診療所を開業して2人で切り盛りしていました。

親戚にも医者が多くて、 本家は今も病院を経営しています。
そういう家系でしたから、 両親は1人でも医者になってくれれば、 と思っていたんじゃないかな。
私たちきょうだいもそんな両親の無言のメッセージを受信してはいました。
でも、 一度も医者になれとは言われなくて、 むしろ「好きなことをしていいんだよ」と言ってくれていたのでありがたかったです。

  • 【『このミス』応募のきっかけ・・・読みどころは!?】

 子供時代から人並みに本は読んでいましたけど、 小説みたいなものは書いたことはありませんでした。
いろいろな研究をしたり論文を読んでもいる中で、 こういう技術を使うとこんな恐ろしいことができるんだ、 これは治療のために使っているけど悪用するのも簡単だよなって感じで小説のアイデアがいくつも思い浮かびました。

私は気が小さいので夢の技術であっても悪用されるのではないかと心配になってくるんですね。
でもその反面、 こういうことを小説に書けば面白いんじゃないかと漠然と思ったりもするわけです。

夜の研究室で1人でがん細胞を培養したりしているとふと恐怖を感じたりもします。
その人は亡くなっているのに癌細胞として生きながらえているわけですから。

そういう経験にイマジネーションを掻き立てられたりしながら、 ミステリーの根幹をなすトリックを、 現実実行可能な犯罪として思いついた時に、 こういうことを世の中の人たちにもミステリー小説の枠の中で知ってもらえたらいいんじゃないかと思ったんです。

読みどころは、 普通は殺人事件が物語を動かす軸になるとことが多いと思うんですけど、 この作品は従来のミステリーではほとんど扱われなかった、 癌によって死ぬはずの人が死なない、 という謎を主軸に置いています。

癌という手強い病を相手にする人たちの人間模様も含めて、 ミステリー好きな人たちに楽しんでもらえると思います。

 

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