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夏休み特別企画『人』はこうして作られる(第1回)人間の原点は1つ、お母さんだけが悪いわけではない1/1

人はどうやって作られているのか?最初の細胞を1として数字で計算してみるシリーズです。そうすることで、見えてくるものがあります。

突然ですが、算数の時間です。

問題1 1+2+3
問題2 1+7−2
問題3 1×2×3
問題4 1+8÷3

と、このくらいまでなら、誰でも容易に暗算出来ますね? そして、間違う人もいない!
また、例え2桁・3桁になっても、

問題5 1+20−11
問題6 1×200+25

と、まあこの手の計算なら、難しいと思う人は殆どいません。

ところが、

問題7 1+3+5+7+9

というレベルになって来ると、段々ややこしくなって来て、指折り数える人も出てきます。

それが、

問題8 1+11+33+55+77+99

なんてなれば、もう早々、スマホの電卓機能を使われる方は少なくないでしょう。
ましてや、

問題9 1+22×333÷3

などという計算式は、暗算でやれ、と命じられればきっと、間違う人の続出が予測されます。
さらに、例え電卓を使ったとしても、一気に入力すればいいのに、順々に計算したために出た答えが違うということもありそうです。

初めは、一緒でも

先の計算式を、改めて見てみて下さい。

どれも先頭の数字が『1』である事に気が付かれるでしょう。

おまけに、問題1から3までは、答えも全て『6』です。
ただ、その後に続く記号や数字によって計算方法は大きく違ってきます。

そして、それを誤ると、間違った答えが出てしまうのです。
さらに、例え計算方法は正しくても、「数の数え間違い」という単純な理由でしくじる人も少なくありません。

まあもっとも、問題1から6までのような比較的単純な計算式なら、間違う人は殆どいませんが、問題7から9のような複雑な計算になれば、様々なミスから誤回答や 珍回答が次々と飛び出します。

正しい答えは1つでも、間違いは本当に沢山あるということに感心させられます。

私たち人間の体も同じ

お母さんの胎内に芽生えた時、『受精卵』というたった1つの細胞だったのが、何度も何度も分裂を繰り返し、ついには、2兆個の細胞を持つ人間という生命体が仕上がります。

つまり、最初は1つが2つになり、2つが4つになり、4つが16戸になりという形ですから、

『1×2×4×16×256×65,536・・・』

という計算式が随時作られていく訳です。

果たして皆さんは、どこまで暗算で付いて行けるでしょうか?

恐らく、最後まで電卓のお世話にならずに辿り着ける方は、殆どいらっしゃらないでしょう。
それどころか、早々16の2乗を計算するところから、スマホを手に取られる方もいらっしゃるだろうと思われます。

でも、それは、間違いを防ぐための手段としては賢明なのかも知れません。

ご覧のように、その後、益々大きな数字の計算となり、結果的には、どこかで機会に頼らなければ、正しい答えを出すのは至難の業なのです。

実際、途中で計算を誤る人が多い

因みに、私たち人間の細胞の数は60兆個だとよく言われますが、あれはあくまでも成人の数であって、新生児の細胞数は約 200 種類2兆個と見られます。

先ほどの 65,536個の細胞が倍増すると、42奥9,496万7,296個と、約50億個に達します。

お母さんの胎内では、それほど多くの細胞分裂を繰り返している訳ではないように思えます。

が、
全ての細胞が同じように分裂する訳ではなく、必要な部位ごとに、必要な種類と数の細胞を作るため、胎児は四六時中、どこかで細胞分裂を繰り広げているということです。

  • これだけ大量の数の細胞を24時間、休む事なく作るとなると、その全てを正常にというのは非常に困難でしょう。

当然、規則は把握していても計算間違いする事は珍しくなく、微妙に数が足りないとか、若干多すぎるということも出てきます。

また、配置が多少ずれたり、完全に誤ったポジションに位置づける場合もあって不思議ではありません。

そうした過ちから生まれるのが、奇形児や障害児であって、決して母胎に責任がある訳ではないのです。
強いて言うならば、神様の監督不足! 誰も攻める事は出来ないのを知っておきましょう。

ルールを誤れば、話は別

人体の細胞分裂は、どんなに文明が進化しても機械化されたり、コンピューターで管理や制御されることはありません。
故に、自然発生する計算間違いは、地震や台風と同じ自然災害であると言えるでしょう。

ただし、計算式には様々なルールがあって、それを端から守らなかったり、無視ししたりすれば、当たり前のように正しい答えは出せません。

例えば、先の問題9の場合、掛け算と割り算を先に計算し、足し算や引き算は後回しという小学校の頃に習った初歩的な約束事を忘れていれば、

「1+22×333÷3=2553」

などと自信を持って答えてしまう訳です。

そして、悲しい事に、妊婦さんの中にも、ついつい飲酒や喫煙をしたり、無理な動きをしたり、身体を冷やしたりと、初歩的な約束事を無視される方がいらっしゃいます。

すると、自動的に計算間違いが起き、生まれて来る赤ちゃんの見た目や運命を大きく変えてしまうのです。
これは明らかに人為災害であると言えるでしょう。

それを思うと、五体満足で生まれて来れば、お母さんは子供に、子供はお母さんに感謝せずにはいられませんね。

という事で、次回以降、『人』が作られる奇跡の工程をじっくり見てみる事にしましょう。お楽しみに・・・!!

written by M.YAMAMOTO

最後に、冒頭の計算式の答えを念のため…

問題1 1+2+3=6
問題2 1+7−2=6
問題3 1×2×3=6
問題4 1+8÷3=3
問題5 1+20−11=10
問題6 1×200+25=225
問題7 1+3+5+7+9=25
問題8 1+11+33+55+77+99=276
問題9 1+22×333÷3=2443