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精子がなくても同性でも、子どもを持てる時代は来るか? ②1/1

LGBTの認識が世界で拡大しています。そんな中、注目を集めている研究が胚です。この研究が確立して一般化すれば、高齢でもLGBTの方でも子どもを持つことが理論上、可能になります。

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前回、無精子症について掲載しました。

プレイバック
・無精子症の原因遺伝子が判明
・無精子症でも子どもは作れる

第二回目となる今回は、欧米の不妊治療最前線を掲載していきます。

欧米の最新不妊治療

なんと、皮膚細胞から赤ちゃんが誕生しています。

欧米のバース大学研究チームが皮膚細胞から胚(※)を作ることに成功しました。
まだ実用に向けて越えなければならないハードルは数ありますが、もしかすると画期的な不妊治療になるかも知れないとのことです。

  • 胚…受精卵が細胞分割した状態

私たちが話していることは、胚を作るさまざまな方法です。

あなたから採取した皮膚細胞から胚を作ることができると想像してください。これはあらゆる方向への可能性を掲示します。

バース大学

研究では、24%の成功率で30匹のマウス仔が生まれています。

Researchers capture moment a mouse embryo becomes implanted
(マウスの胚が移植される瞬間)(0:32)

この生殖再生医療が確立すれば…

もし本当に近い将来、この技術が確立できれば不妊治療は大きく変わるでしょう。
高齢で卵子が作れない女性でも、ゲイの男性でも理論上、赤ちゃんをもつことのできる未来がくるかも知れません。

絶滅危惧種の保存にも応用できますが…

この技術は、悪夢につながる可能性があると指摘されています。

医学部教授であり、ブラウン大学の医学生物学科長であるAdashi博士は語りました。

胚の無尽蔵な供給が、配偶子(※)の無尽蔵な供給に繋がることを心配している。

  • 配偶子…接合・合体・受精にあずかり個体をつくる生殖細胞。

多くの人々が、研究や治療のための胚の作製に徹底的に反対しています。

特に今回のような生殖を自由自在に操るような実験室で簡単に行えるIVG(体外配偶子形成)の話となれば尚更、倫理的な問題は拡大します。

IVGの臨床試験は、ほとんどの国で厳しい規制を受けるようになるでしょう。
米国は実際、胚の作成研究のための公的資金を禁止しています。

IVGの技術がこのまま進めば、想像もつかない規模の「胚の養殖場」が出来上がってしまう懸念もあります。
やるにしてもキッチリとした取り決めをしなければ、人の命に対する価値観そのものが変わってしまうかも知れません。

George Washington University’s Sonia Suter warns of DNA cocktail on the way | Daily Mail Online