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想像妊娠?リアル妊娠?検査薬でちゃんと分かるの?・その21/1

妊活をしていると「妊娠した時の症状があるのに検査薬は陰性」「想像妊娠じゃないかなぁ?」など気になってきませんか。一昔前よりは少なくなった『想像妊娠』。ほんとの妊娠と想像妊娠との違いについてお話します。

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想像妊娠かどうかの判断その② 妊娠検査薬

実際の妊娠との違いですが、

  • お腹に胎児がいない = エコー検査で胎児が確認できない

だけでなく、

  • 妊娠中に産出されるホルモン「ヒト絨毛性ゴナドトロピン,hCG」が分泌されない

という違いがあります。

通常この状態では検査薬は検知しませんが、陽性反応が出てしまうケースは他にもさまざまにあります。

カン違いは「想像妊娠」だけじゃない

検査薬では陽性が出たのに、病院では『妊娠していない』の結果が・・

これは、『想像妊娠でも検査薬が陽性になった!』というケースの相当数に当たるようです。

流産というと、皆さんご存知の、生まれる前の赤ちゃんが何らかの理由で、お腹の中で死んでしまった場合をいいますが、細胞レベルの「化学流産」を起こしている場合が、ちょっとくせものなのです。

せっかく卵子と精子の受精が起こり、子宮の中で着床したにもかかわらず、それが続かないという場合があります。

それは妊娠のごくごく初期で起こります。
検査薬を使うと、前述のホルモンが分泌されるため陽性反応が出ます。

しかし、着床していた受精卵が子宮内膜から離れてしまうと「仕方ナイ、妊娠は後回しだ」となり、カラダが分泌しなくなるからです。

つまり、「検査した時は妊娠していた」けれども「時間がたって病院に行ったときは妊娠していなかった」というケースです。

胞状奇胎の疾患がある場合

胞状奇胎とは、異常な受精卵が増殖したり、胎盤が異常に大きくなったものです。

子宮がとても早く大きくなります。
受精卵に異常があるとき、通常の妊娠や出産をした後でも、子宮に残った細胞から胞状奇胎になったりもします。

8割は非ガン性ですが、残りの1割~2割は周辺組織に広がって生き残り、2~3%はガンとなって広がることがあります。
この「絨毛ガン」も、「hCG擬似物質」を生み出し、検査薬で陽性反応をおこすくせものです。

また、胞状奇胎はこの擬似物質の量が多すぎることがあり、そうすると、検査薬は正常に反応しません。多すぎて反応しないということで逆に、「陰性反応」と出る場合もあります。

閉経したとき

閉経のあとの体では、妊娠とはかかわりなく「hCG疑似物質」が生み出されているため、弱い陽性の反応になることがあります。

閉経すると、卵巣から放出されるステロイドホルモンの分泌量が低下するためです。

ステロイドホルモンの分泌量が低下すると…

抑えられていた「GnRH」という性腺刺激ホルモンが増加 → 下垂体hCGが増加する → 妊娠検査薬にひっかかる

というプロセスが起こります。

次回の記事では引き続き、妊娠検査薬、想像妊娠以外でも妊娠と間違えやすいケースについてお話ししようと思います。

それではまた。

written by 硝子の猫

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