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心臓発作などを予測してくれるApple Watch用『Kardia Band』1/1

アップルウォッチには心拍数モニタが組み込まれていますが、いくつかの要因で正確に読み取れないことがあります。 腕にきちんとフィットしているか、腕の動かし方、刺青やタトゥーがあったりすれば心拍数モニタに影響を与えることがあるからです。

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AliveCor社(サンフランシスコ)の『Kardia™ Band』というアップルウォッチ用のバンドは、一般的に医療従事者によって使われるいくつかの技術を応用し、医療機器レベルの機能を実現しているということで、この春に公開される予定です(iPhoneアプリとしては公開済)。

このバンドは、心電図技術(electrocardiogram technology,EKG)を使って、装着者の心臓の状態をチェックするもので、いつでもどこでも気軽に心臓の状態をチェックできる画期的なアプリとなりそうです。

心電図技術「EKG」は、測定方法に違いがある

アップルウォッチの心拍数センサーは、LEDライトが手首の血流を検出して毎秒数百回点滅を繰り返す「光電脈波(photoplethysmography)」技術を使い、「毎分、何回心拍数があるか?」を測定しています。

一方、EKGセンサーは心拍による電気信号をモニタリングするものです。(アメリカ心臓協会)

このバンドは、バンドの統合センサーに腕が触れることにより、心房(※)が正規のリズムに基づく収縮を行わず、不規則で高頻度に震動する状態である「心房細動 (atrial fibrillation)」を予測することができます(心房細動は、脳卒中や様々な心合併症のリスクを高める危険な状態です)。

  • 心房心臓の上方を占める薄い筋肉でできている部屋のこと。左心房・右心房がある。

心拍数や、心臓律動が正常なものであるかどうかを検出する「Normal Detector」と、医師などが高品質の記録を見せるために、いつEKGを再測定すればよいかを知らせてくれる「Unreadable Detector」機能があり、ともに装着者にアラートで知らせます。

医師に連携の際、EKG測定時の状態を声で記録できる「ボイスメモ機能」もある

このバンドは AliveCorによる添付アプリによって作動し、アップルの健康アプリにデータを連携しますので、「EKGで測定されたデータ」と、アップルウォッチの他の健康アプリで計測された万歩計や、カロリー消費数などのデータを一緒に見ることができます。

AliveCor の CEO、Vic Gundotraによると、このバンドは積極的な心臓の健康維持とウェアラブル端末の未来を指し示すものになるそうです。

両者の組み合わせ技術により、患者と医師双方のための分析・洞察ツールとして役立ち、個々人別のアドバイスなどのレポート配信機能が可能になりました。

公式サイト AliveCor

The Kardia Band Builds EKG Tech Into Apple Watch


(参照)