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オストメイトの方のトイレ事情。スマホアプリも出ました。1/1

オストメイトの方が外出時に感じる一番の不安要素、それはトイレです。見知らぬ場所に行ったときに、私たちでもトイレを探すときは困りものなのですから、オストメイトの方は特に大変です。当時者も加わるNPOが今回、そうしたトイレの不安を軽減すべく、オストメイト対応のスマホアプリを開発しました。

オストメイト病気などの理由から、腹部に便や尿の排泄口である人工肛門や人工ぼうこうを設けた人のこと。日本では現在 10万人以上いると言われてい

開発されたのは、オストメイト対応のトイレが検索できるアプリオストメイトなび」です。

“オストメイトなび”は、対応のトイレが検索できるほかにオストメイト向けの専門外来や医療機関、装具の販売店舗も検索できるようになっています。

また、対応トイレについて、利用者から寄せられている評価を星の数で示す機能も備え付けられています

本アプリを作成したのは、神奈川県の NPO法人エムアクト」です。

代表理事の神戸さんは働きながら大学院にて、医療マネジメントを研究2014年医療アプリを開発する学生向けコンテストに挑戦しようとした際に親類にオストメイトがいるという方から、オストメイトの話を聞きます。関心を持った神戸さんはこのテーマに取り組んだそうです。


オストメイトなびを App Store で

オストメイト対応トイレの主な装備

オストメイト用設備があるトイレには専用のマーク表示があります。オストメイト対応のトイレは主に駅や大型商業施設にあります。

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出展:内閣府

オストメイト対応トイレでは、ストーマ袋を交換し中身を捨てる際に、「ストーマからの漏れ」などが生じる可能性を考慮し、大きめの流し、温水蛇口、手洗い用液体石鹸など備えられています。

また、トイレは立ったままでも使用できるために装具交換が楽におこなるよう配慮されています。
便座に直接水洗ノズルが設置され、ストーマ袋を洗い流しながら大便器に排泄物を流すことできるタイプります。

オストメイト対応トイレの主な設備

  • カウンター
    ストーマ装具や必要部品を置いておけるスペース
  • 汚物流し台
    水温調節機能付きハンドシャワー、水せっけん容器がついており、
    ストーマ袋など洗浄でき
  • フック
    手荷物やポーチなどがかけられ
  • 汚物入れBOX
    排泄物を流した後のストーマ袋などを廃棄でき
  • 収納式着替え台
    着替えをする際の足台として使用
    する
  • 化粧鏡
    新しい装具を装着する際にストーマ周辺の腹部を映す。

オストメイト向けの設備が主に、イスの方が入る多目的トイレ内にあること多いです。そのため、オストメイトの方が車イス用のトイレを使用する場合があります。

オストメイトのことをよく知らない人が、それを見て「なぜ車いす用トイレを使うのかととがめるケースもあるそうです。

だからこそ、オストメイトの存在を一般的に知らせることが必要です。

オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)が安心して暮らせる社会を目指しているオストミー協会の川村副会長は、こう話していました。

人工肛門や人工ぼうこうについては、固定的なマイナスイメージを持っている当事者が少なくない上、社会の側にはオストメイトの方がいるという認識も不十分。

昨今では、ストーマも改良が進んでいます。装着の有無は外見では分からないほどです。
だからこそ、今回のようなアプリなどの開発発表が、オストメイトの実情を世間に少しでも広げる一助になるのかも知れません。


オストメイトなび – Google Play の Android アプリ