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エコノミー症候群に加えて、たこつぼ心筋症まで 被災地では切実な問題となっています。1/1

震災の中、車中泊などで“エコノミー症候群”の発生が深刻な中、“たこつぼ心筋症”と 名付けられた症状も出てきています。症状について、解説していきたいと思います。

エコノミー症候群】
長時間身動きが取れない状況下で、同じ姿勢を続けることによって膝の後ろにある静脈の血行が悪くなり、静脈の中に血の塊が出来てしまう病気。

できた血栓が原因となって危険な状態を引き起こす。

エコノミー症候群の名は、窮屈な姿勢を強いられる飛行機のエコノミークラスで発症しやすいころから由来しています。

飛行機の中は空気が乾燥しがちで、こまめに水分補給をしないと、血液がドロドロになり、静脈で血の塊が生じやすいのです。

今回の熊本で起こった震災でも、エコノミークラス症候群による死亡者が出ています。せっかく地震を生き延びたのに、車中泊で亡くなるなんて悔しいです。

車中泊が 3 日以上続いた人の 3 割に血栓が見つかっているといいます。是非、予防法を知って役立てて下さい。

車中泊でも、足に血栓を作らない方法

  • 水はこまめに飲む
  • 足の曲げ伸ばし、ふくらはぎのマッサージをして血流を促す
  • 深呼吸を定期的にする

同じく震災が原因で発生している、“たこつぼ心筋症”

【たこつぼ心筋症】
症状が心筋梗塞に似ている(胸痛・呼吸が苦しい・ショック・失神・嘔吐など)。

精神的な過度のストレスを受けた後に、心臓の主ポンプである左室が異常をきたし、左室の先端側の心尖部が動かなくなる結果、血液を正常に送り出すことができなくなってしまう。

たこつぼ心筋症は、主に高齢の女性に多い疾患です。震災で多く発生しているのは、過度のストレスを受けてしまうことが要因です。

放射線の不安なども、被災者の方達の精神的ストレスになります。

それを煽ることで、ストレスが増え、たこつぼ心筋症のような病気の発症につながることを知っておきましょう。

尚、たこつぼ心筋症は発症しても、一般的には自然回復します。ただし、心肺停止、血栓などを形成する場合もあるので、注意が必要です。


“エコノミー症候群”は、自身でなるべく動き回るようにすることや、みんなで集まってラジオ体操をおこなうといった取り組みで予防していきましょう。

“たこつぼ心筋症”は、不安や過度の緊張を紛らわすため、ボランティアの方やお医者さん、そして普段会話することのない人と、少しでも思いを話すことによって、気持ちが楽にしていきましょう。

改めて被災された方々にお見舞い申し上げると共に、これからも皆様の健康に関する情報を中心に、お伝えしたいと思います。