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食中毒にかかりやすい血液型から、男と女の危ない関係まで…感染病の不思議 その②1/1

前回の記事では血液型には分泌型と被分泌型のことを掲載してきました。2記事目となる今回の記事ではノロを含めるウイルスのことを掲載していきます。キスでの感染はあるのか?血液型の中で最も感染しにくいのはなんなのか?注目です。

前回、血液型と、分泌型のお話を掲載しました。

【前回の記事】 

今回は予告であったノロウイルスや性病などの関係性について引き続き、掲載していきます。

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~血液型の分泌型と被分泌型の違い~

  • 分泌型
    カラダから出る汗や唾液、爪などから血液型が分かるタイプ。血液型と同じ抗原(要素)が分泌されている。
  • 被分泌型
    カラダから出る汗や唾液、爪などから血液型が分からないタイプ。血液型と同じ抗原(要素)が分泌されていない。

ノロウイルスはB型の人がお嫌い?

自分の血液型が分泌型か、被分泌型かを知ることは、ノロウイルスに感染するリスクを探る上では、非常に重要なポイントになります。

まず、数あるノロウイルスの中でも、日本人のカラダが大好きなのが「ノーウォークウイルス種」と呼ばれる病原体です。
厚生労働省に報告される食中毒患者のうち、約7割を占める主犯格です。

このノーウォークウイルス種は、小腸粘膜で広まるのですが、それには必ず既存の抗原に張り付くことで、腰を落ち着けなければなりません。

狙われやすいのは、表面にA抗原もB抗原も持たないO型の人

O型の人は、A型の抗原とも巧みに仲良く出来る能力を持っているため、容易に感染します。
一方、ノーウォークウイルス種は B型抗原を嫌っているので、近付こうにも中々近づけません。

そのため、血液型が Bの人と ABの人はノーウォークウイルス種に感染しにくいのです。

もちろん!B型でも油断禁物!

ただし、先述の通り、小腸の粘膜が血液型と同じ抗原を持つには、その人が「分泌型」である必要があります。
従って、唾液で血液検査が出来る人でなければ、先の安全性は保障されません。

さらに、ノロウイルスは今も尚、次々と新型が登場しています。
30種類以上の多種多様な病原菌が存在する、と見ていいでしょう。

その中には、近頃猛威を振るっている「GII.4」や、そこから進化した「GII.17」など、
どんな血液型抗原おも恐れない図太い病原菌で、強い結合力で迫ってくるものも多数あります。

それらが流行れば、大半の人は感染してしまうのです。

それを考えると、B型でも、AB型でもやはり油断禁物です。衛生管理を怠るのは危険でしょう。

ノロウイルスは、キスして感染する?

口から感染することの多いと言われるノロウイルス。
密かに気になるのが、「キスをして移る事があるのか?ないのか?」という事です。

強い感染力をもつノロウイルスは特に、潜伏期間中でも人に移ってしまう可能性は高いです。
ノロウイルスが一瞬にして大々的に流行することがあるのはそのためです。

ノロウイルスには潜伏期間がある

長い人になると、2日くらい潜伏期間があって、その間は、自他共に殆ど異常を感じません。

当然ですが、普通にデートし、普通にキスだけをして別れることも多い訳ですから。
ノロウイルスは「気にして当たり前」と言うより、「気にした方がいい」のです。

キス感染の実態は?

実際問題、ノロウイルスが口の中の唾液に潜伏しているのでは?と、ついつい疑って掛かりたくなってしまいます。

ただ、彼らは安っぽい細菌ではないため、唾液や汗、あるいは涙などには侵入しないのです。

基本的には、嘔吐物や排便がノロウイルスの感染源です。

よく言われているのが、空気感染ですね。

感染者が嘔吐した後、その痕跡が残る状態で、咳やくしゃみをしたらどうでしょう。
たちまち周囲に飛び散り、それを吸う可能性は低くありません。

こうした空気感染から ノロウイルスの感染は広まっていきます。

ですから、潜伏期間や完治後は勿論、闘病中でも、「嘔吐物残余が口内に全くなければ、咳をしてもくしゃみをしても大丈夫で、キスをしたからと言ってノロウイルスに感染することはない」と見られます。

ノロウイルスと必死に戦っている患者さんに口づけをすることなど、まずないでしょうから。心配ご無用だと言えそうですね。

キスは危険な男女関係の始まり

口づけでノロウイルスが感染する事はないとなると、完治した彼氏や彼女の快気祝いに、甘いディープキッスは最高の贈り物!
喜ばれる事間違いなしでしょう。

しかし、口の中には、歯周病菌や虫歯菌など、特に大切な歯と歯茎を攻撃する雑菌がわんさかいます。

彼らは、はっきり言って、安物の細菌ですから、どこからどこへでも簡単に感染し、自らの勢力を広げようとするのです。
そのため、キスなんぞすれば、たちまち相手のお口の中で繁殖し、歯周病や虫歯を引き起こす準備に取りかかります。

ですから、不特定多数の相手とキスをするのは非常に危ない行為!

むしろ、ノロウイルスは、1週間ばかり頑張って戦えば完治しますが、歯槽膿漏になれば、一生治らないかも知れません。
たかがキスとか、キスくらいならAまでいった、というのは 別の意味でも危険な男女関係を結ぶ事になるのだ、という事を知っておきましょう。